DLEとAI VOLTが結ぶ新たな未来
株式会社ディー・エル・イー(DLE)と株式会社AI VOLTは、2023年に業務提携契約を締結しました。DLEはキャラクターのIP(知的財産)を基にしたコンテンツ開発に定評があり、AI VOLTは「人のような」再現性の高い高精度AIツイン生成を得意とする企業です。この両社の強力な協業により、新しいAIアニメコンテンツやAIキャラクターの開発を目指しています。
DLEはこれまでに、アニメ『秘密結社 鷹の爪』や『そろ谷のアニメっち』など、自社IPを活用した作品だけでなく、『ど根性ガエル』や『アルプスの少女ハイジ』など既存のIPのリプロデュースも手掛けてきました。また、企業や官公庁のキャラクター開発にも積極的に取り組んでいます。
一方、AI VOLTは、故人や近親者をモデルにしたカスタムAIの生成技術を展開中で、個々の思い出を新たな形にするサービスを提供しています。特に、ユーザーが亡くなった人と会話できる体験など、感情的なニーズを満たす製品を展開し、注目を集めています。
今回の業務提携で、DLEはそのキャラクター制作の専門性とノウハウを活用し、AI VOLTの先進的な技術を組み合わせることで、AIキャラクターに生命を吹き込む新しいプロジェクトを推進する予定です。DLEの代表取締役社長、小野亮氏は、「DLEは常に新技術を積極的に取り入れながらエンターテインメントの最前線を切り拓いてきた企業であり、この提携を通じて新たなチャレンジを続ける」と語ります。
AI VOLT 軍神未来氏のコメント
提携に際し、AI VOLTの代表である軍神未来氏は、DLEとのパートナーシップを非常に喜ばしく思っていると述べています。彼は、DLEのベンチャー精神とエンタメの可能性に心から感銘を受け、その共通のビジョンに賛同し、この挑戦に賭ける意志を表明しました。
両社は、技術面での相乗効果を最大限に活用し、特にDLEが持つ「鷹の爪団」といった人気IPをより進化させることで、ファン満足度の向上を目指します。軍神氏は、自身が子供の頃に愛したDLEのキャラクターに対する情熱を抱きながら、これからの新しいコンテンツに期待を寄せています。
未来の可能性
DLEとAI VOLTの提携は、エンターテインメント業界におけるAIの未来を切り拓く大きな一歩となるでしょう。コンテンツ制作におけるAI技術の導入は、ただの効率化を超え、クリエイティブな新たな可能性を生み出すものと期待されています。両社は今後も、業界に新しい風を吹き込むことを目指して、協力してシナジーを発揮していくことでしょう。
企業情報
- - AI VOLT: 設立は2023年、東京都渋谷区道玄坂に所在し、そのリーダーとして軍神未来氏が存在します。
- - DLE: 創業は2001年、東京都千代田区に本社を置く企業で、証券コードは3686です。
この業務提携は、エンターテイメントとAI技術が融合する新たな時代の幕開けを告げるものとして、多くの関心を集めています。