コカ・コーラシステム、LGBTQ+への取り組みで3年連続最高評価!
日本コカ・コーラ株式会社と全国5社のボトリング会社からなるコカ・コーラシステムが、一般社団法人work with Prideが実施する「PRIDE指標2024」において、3年連続で最高評価であるゴールドを受賞しました。これは、同社が職場におけるLGBTQ+への取り組みにおいて、高い評価を得ていることを示しています。
多様性とインクルーシブな職場環境への取り組み
コカ・コーラシステムは、サステナビリティ戦略の柱として「多様性の尊重」を掲げ、ジェンダー、年齢、障がい者支援、LGBTQ+といった分野で積極的に取り組みを進めています。特にLGBTQ+に関しては、2021年には全6社で同性パートナーに対応した就業規則の改訂を行い、2022年にはLGBTQ+に関する知識や理解を深めるための「LGBTQ+アライのためのハンドブック」を作成、無償で公開するなど、社内外への啓発活動に力を入れています。
社会貢献活動への積極的な参加
コカ・コーラシステムは、「東京レインボープライド」などのイベントへの協賛やブース出展を継続的に行うだけでなく、「結婚の平等にYES!〜YES!FOR MARRIAGE EQUALITY」キャンペーンにも賛同し、全国各地のプライドパレードに参加、ハンドブックの配布など積極的な活動を行っています。これらの取り組みは、LGBTQ+への理解促進と、より働きやすい環境整備に大きく貢献しています。
「LGBTQ+アライのためのハンドブック」:理解促進の鍵
2022年に作成、公開された「LGBTQ+アライのためのハンドブック」は、LGBTQ+に関する基本的な知識や歴史、アライ(LGBTQ+を理解しサポートする人)になるために必要な情報を網羅しています。「プライドハウス東京」の監修も受けており、その信頼性と質の高さが評価されています。このハンドブックは、コカ・コーラシステム内だけでなく、他の企業や団体でも活用されており、LGBTQ+への理解促進に役立っています。
同性パートナーへの対応:インクルーシブな福利厚生
2021年には、コカ・コーラシステム全6社で同性パートナーにも対応した福利厚生と就業規則の整備が完了しました。これにより、約2万人の社員に対し、法的婚姻関係にあるパートナーだけでなく、同性パートナーも同様に配偶者として扱い、慶弔休暇や特別休暇を取得できるようになりました。これは、多様な社員に平等な職場環境を提供する上で重要な一歩です。
PRIDE指標と今後の展望
「PRIDE指標」は、企業におけるLGBTQ+の働きやすさを評価する指標で、コカ・コーラシステムは、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティー)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5つの評価項目において高い評価を受けました。コカ・コーラシステムは、今後も継続的な社内外の啓発活動を通じて、LGBTQ+への理解促進と、より働きやすい環境整備に尽力していくとしています。
コカ・コーラシステムの取り組み:多様性と持続可能性
コカ・コーラシステムは、多様な人材が活躍できる職場環境づくりだけでなく、環境負荷の削減、地域社会への貢献など、幅広いサステナビリティへの取り組みを進めています。今回のPRIDE指標での最高評価は、これらの取り組みが着実に成果を上げていることを示すものであり、企業の社会的責任を果たす上での優れた事例と言えるでしょう。