育休を考える日と男性育休の推進
9月19日は「育休を考える日」。この日に、社会全体で男性の育児休業取得について考え、実現に向けたアクションを起こすことが重要です。その一環として、『IKUKYU.PJT』が立ち上げられ、業種や業界の垣根を越えて、男性の育休取得を推進しています。
IKUKYU.PJTについて
このプロジェクトは、積水ハウス株式会社が中心となり、男性の育児休業取得を当たり前のこととする社会を目指して活動しています。さまざまな企業や団体がこの取り組みに賛同し、男性育休の重要性を広めるためのイベントや情報発信が行われています。
江崎グリコの取り組み
また、江崎グリコ株式会社も育児の課題解決に向けて、独自の活動を展開しています。同社は、『Co育てPROJECT』を通じて、育児環境の向上を目指す取り組みを行っており、子どもたちの健やかな成長を支援しています。2019年に始まったこのプロジェクトでは、家庭やパートナーとの協力が大きな役割を果たしています。
男性育休取得率100%の実績
江崎グリコは、2020年度から4年連続で男性育休取得率が100%を達成しました。この実績は、同社の社内独自の休暇制度が影響しており、従業員は育児に専念することができる環境が整っています。これにより、企業としても育児に対する意識の向上が促されています。
育休取得のための制度
江崎グリコでは、以下のような育休に関連する制度を設けています。これらは、柔軟な育児が可能な環境を生み出すことを目的としています。
- - Co育てMonthの導入:子どもが生まれてから6ヶ月以内に、育児に専念するための1か月間の有給休暇を取得する制度。
- - Co育て休暇制度:妊活や孫のための看護、学校行事への参加を含む多様な理由での休暇を可能とする制度。
これらの制度により、従業員は育児と仕事を両立させやすく、充実した家庭生活を築くことができます。
管理職への研修
育児環境の改善を図るため、江崎グリコでは管理職を対象とした研修も実施しています。これにより、育児についての理解を深め、柔軟な働き方を促すことを目指しています。2023年からは、育児体験を通じて、部下とのコミュニケーションをアシストする「Co育てトライアル」が始まっています。
社外への活動も推進
江崎グリコは、社内の取り組みに留まらず、育休に関するアプリ『こぺ』の提供や、企業向けの育児研修などを通じて外部にも影響を与えています。これらは、育児に関わるすべての人々が支え合い、子どもたちの健やかな成長につながることを目指しています。
まとめ
育休を考える日を機に、男性育休の重要性が再評価されています。江崎グリコや積水ハウスの取り組みは、育児における改革をリードする存在として、今後も多くの企業に影響を与えることでしょう。育児環境の整備は、未来を担う子どもたちの健全な成長に欠かせません。