サウナ空間を体験型メディアとして活用する広告新戦略
株式会社HIDANEが新たに開始した広告代理店事業は、サウナや銭湯を「体験型メディア」として利用し、商品体験とそれに伴う口コミ創出をサポートする内容です。この事業の立ち上げ背景には、近年のデジタル広告やSNSマーケティングの普及がある一方で、単なる情報提供ではブランドの価値を伝えきれないという企業の声がありました。特に、商品の使用によってのみ価値が体感できる場合、リラックスした環境での体験が重要です。
体験を促すマーケティング戦略
HIDANEは、サウナメディアの運営や全国のサウナ・銭湯の集客支援を通じ、サウナ・銭湯の空間が、消費者が自然に商品やブランドを体験するのに適していることに注目しています。この空間の特長を利用し、広告としての直接的なプロモーションではなく、実際に体験することでブランド理解を深めるという新しいアプローチを提供します。
利用者がリラックスし、スマートフォンから離れる時間を持つことで、商品やブランドとの自然な接点が生まれ、その結果として口コミやSNSでの話題化につながるのがこの事業の強みです。具体的には、浴室や脱衣所、休憩スペースといった場所に商品を組み込んだ体験設計や、空間全体の演出を行ないます。
HIDANEのユニークな強み
この新事業では、HIDANEの独自の強みが生かされています。まず、自社で運営しているサウナメディア「サウナコレクション」は、約14.8万人のフォロワーを持つ日本最大級のサウナ関連メディアです。これにより、施設での体験をオンラインで広めることで、口コミ生成を助ける施策が展開できます。
次に、自社のサウナ付き一棟貸し宿泊施設「JIKON SAUNA TOKYO」の運営により、クローズドなイベントや商品の世界観に合わせた演出が可能です。
さらに、全国500以上のサウナ・銭湯とのネットワークを活かし、地域や予算に応じた柔軟なマーケティング支援を実施してきました。この形態により、短期間で多くの体験を提供し、来場者からの口コミやSNSでの共有を促進することが可能です。
実施事例の紹介
具体的な施策としては、花王株式会社がサウナで実施した「サクセス24」キャンペーンでは、スタンプラリー形式で浴室内に商品を設置し、来場者による商品体験を促進。これにより、短期間でブランド認知の向上を実現しました。
また、ブレインスリープでは、全国のサウナで商品を設置し、来場体験とオンライン発信が連動した施策により、商品認知率を大きく引き上げました。
BREATHER株式会社による商品体験施策では、インフルエンサーを招待し、クローズドな空間での特別な体験を提供。ブランドの世界観にマッチした商品体験が、多くの参加者に深い理解と納得を促しました。
今後の展望
今後は、商品やサービスの体験を通じて、リアルな口コミや情報発信が行われることが期待されます。特に、実際に使用することで価値が伝わる消費財や美容、ヘルスケア商品、食品・飲料などに最適の構造となっています。新商品やリニューアル商品の認知拡大を目指す企業と共に、体験を起点としたマーケティング戦略を進めてまいります。
会社概要については、株式会社HIDANEの公式サイトをご覧いただければ幸いです。