母の思いと娘の転機が生んだ新たな不動産サービス
東京都国立市で設立された株式会社ライカリビングが、女性のための不動産会社「住むカフェ東京」を2025年11月に本格的に始めることが発表されました。会社の代表であり母の吉岡亜希子氏と、看護師から転職した娘の吉岡実乃里氏が共同で経営するこの会社は、まさに「母と子の絆」から生まれた新たなサービスです。
女性の一人暮らしを支えたい
近年、令和6年版犯罪白書によると、変化したライフスタイルや情勢が影響し、女性が直面する問題は増加しています。特に一人暮らしを選ぶ女性にとって、防犯面での不安、孤独感、そして健康面の課題も深刻です。これらの問題を解消するためには、安全で快適な住まいを見つけることが不可欠です。
母娘ならではの視点
不動産業界での豊富な経験を持つ吉岡亜希子代表は、お客様の信頼を得るためにはただ物件を手配するだけでなく、女性に寄り添ったサポートが必要だと強く感じています。彼女自身も転勤族として不安な土地に移り住んだ経験があり、娘の実乃里もコロナ禍において一人暮らしの不安を抱えていました。この二人の経験と視点を融合し、「住むカフェ東京」では一人一人のお客様に合った家探しを大切にしています。
豊かなサポート体制
「住むカフェ東京」の最大の特徴は、取り扱う全ての物件を母と娘自身が実地で確認するという点にあります。部屋の雰囲気だけでなく、周辺の環境やごみ置き場、帰り道の安全性までも考慮しています。このような細やかなチェックを経た物件のみを紹介することで、お客様に安心感を提供しています。特に「自分がこの場所に住むなら安心か?」という母娘の視点が物件選びに活かされています。
入居後も続く関係性
住まいの選択はゴールではなく、スタートに過ぎません。住むカフェ東京では、入居後の悩みを気軽に相談できるよう、専用のLINE窓口を設けたり、毎月交流会を開催しています。新しい生活において発生する小さな悩みも声に出せる環境を整え、入居者とともにサポートし続ける姿勢が、長期関係の構築に繋がっています。
目指す未来
吉岡亜希子代表は、「女性が安心して暮らせる街が国立市から広がれば、社会全体が安心安全に暮らせるようになる」との願いを持っています。そして、会社名の「ライカ」は、希望が叶うという花言葉を持ち、「住むカフェ東京」では一人一人の希望に寄り添った住まい探しを行っていきます。
これからも女性が自分の理想を実現できる場所を提供し、安心して生活を送れる環境を整えるために、母娘二人三脚で進んでいくことでしょう。