2024年宮崎県の幸福度と住み続けたい街ランキング
大東建託株式会社が実施した「いい部屋ネット 街の幸福度ランキング2024」および「住み続けたい街ランキング2024」が発表され、宮崎県における居住満足度が明らかになりました。これらのランキングは、過去最大級の居住満足度調査をベースにしており、宮崎県内の多くの自治体が関与しています。
1位は東臼杵郡門川町
「街の幸福度ランキング」において1位となったのは、昨年の2位から大きく順位を上げた東臼杵郡門川町です。続いて2位には北諸県郡三股町、3位は初めてランキングに登場した西臼杵郡高千穂町が入りました。特に高千穂町は、昨年度は回答数が50名未満だったため集計対象外だったが、今年は見事にトップ10に名を連ねました。
幸福度と住み続けたい街の評価基準
街の幸福度は、回答者が「全体としてみて、あなたは現在、幸せですか? それとも不幸ですか?」という設問に答える形で集計されます。評価は1点(非常に不幸)から10点(非常に幸福)までの10段階で行い、その平均値を100点満点に換算しています。
一方、「住み続けたい街ランキング」は、「今住んでいる街に、ずっと住みたいと思う」という質問への回答を元に求められ、この評価も5段階のスコアを用いています。このような方法論により、住民が感じる地域の魅力が具体的に数値化されています。
ランキング上位の自治体
住み続けたい街ランキングでは、1位は東臼杵郡門川町で、昨年は5位だったことから順位を上げています。2位は都城市、そして3位は北諸県郡三股町です。特に都城市は魅力のある都市とされ、居住者からの支持を受けています。
トップ10内の新顔たち
今回のランキングで特筆すべきは、初登場の自治体がいくつかある点です。例えば、7位に入った児湯郡都農町は、昨年は集計対象外でしたが、今年は58名からの回答を得て初ランクインを果たしました。これにより、郡部からも住みやすい地域が浮上してきています。
地域への愛着と誇り
また、地域への愛着や誇りについても調査が行われ、東諸県郡国富町が「街に誇りがある」との評価で第2位を獲得しました。一方、えびの市は「街に愛着がある」で第2位に輝いており、地域住民の意識が高いことを示しています。
調査概要と結果
今回の調査は、2020年から2024年までの回答者総数5,716名を対象に行われ、男女比は男性43.8%・女性56.2%と、バランスの取れた結果となっています。調査期間中の回答者の世代分布も広がり、若い世代から高年齢層まで多様な意見が集まりました。
データはメーカーや企業が自ら調査したものですが、地域振興やまちづくり政策に反映される重要な数字です。住民の幸福度が高まることは、さらなる地域発展にも寄与することでしょう。
このように、宮崎県内の自治体が自身の特長を知り、改善点を見出す良い切っ掛けになることが期待されます。今年の結果を通じて、更なる地域の魅力向上に繋がることを願います。