メールセキュリティの現状
2025-09-02 11:21:53

メール受信者の88.9%が怪しいと感じる! セキュリティ意識の現状とBIMI導入の効果

メール受信における不安感とセキュリティ対策



最近のインターネット社会において、セキュリティはますます重要なテーマとなっています。その中で、GMOブランドセキュリティ株式会社が実施した調査によると、メールを受信する際多くの人々が「怪しい」と感じることがあることが分かりました。2025年7月24日に実施されたこの調査では、1,108人の回答者のうち、なんと88.9%がこれまでに不審だと感じるメールを受信した経験があると答えました。

調査の背景



調査の背景には、メールセキュリティのニーズの高まりがあります。特に2024年にはGoogleがGmailの送信ガイドラインを改訂し、その結果、DMARC(なりすましメール対策設定)の導入が急激に増加しました。しかし、新たに導入されたBIMI(企業ロゴ付きメール)の普及はまだ始まったばかりで、受信者側と配信事業者側の意識の間には大きなギャップが存在しています。このような現状を明らかにするため、GMOは意識調査を実施しました。

調査の結果



調査データによれば、メール受信者のうち73.9%が怪しさを感じたメールを開封せずに削除していることが示されました。これは高いセキュリティ意識を反映しており、特に金融機関やECサイトからのメールに対して多くの人々が不安を感じているようです。また、メールを受信する際に企業のロゴが表示されたBIMIメールを見て、75%が「正当なメール」として直感的に判断できると回答しました。

一方で、メール配信事業者の調査結果では、55.6%がDMARCを導入していると回答したものの、BIMIの導入は19.8%にとどまっています。これは、セキュリティ施策の普及が十分でなく、企業側が新たな技術への理解と対応を急ぎ進める必要があることを示しています。

BIMI導入の重要性



BIMIはメールの正当性を視覚的に示すための新技術であり、企業のロゴを表示することで、受信者が一目で信頼性を判断できるというメリットがあります。受信者のセキュリティ意識が高まる中で、BIMI導入は有効な手段となり得ます。受信者の84.4%が青いチェックマークが正当性の判断に役立つと回答しており、企業もこの技術を積極的に取り入れるべきです。

セキュリティの未来



メールセキュリティの強化は、企業にとってのみならず、ユーザーにとっても欠かせません。GMOブランドセキュリティは、インターネット上のブランド保護に向けた様々なサービスを提供し、約2,000社の企業がそれを活用しています。特にブランド侵害リスクを減少させるため、常に新しい技術や対策を模索していく必要があります。

今後も、メールセキュリティ対策とBIMIの普及が進むことで、受信者が安心してメールを利用できる環境が整っていくことを期待したいところです。


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会社情報

会社名
GMOインターネットグループ
住所
東京都渋谷区桜丘町26-1セルリアンタワー
電話番号
03-5456-2555

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