著名な作家であり写真家でもある藤原新也の最新作『メメント・ヴィータ〈生を想え〉』が、2025年5月21日(水)に書店に並ぶことが発表されました。この新刊は、彼が40年前に世に送り出した名作『メメント・モリ』の精神を引き継ぎ、さらなる深化を遂げた内容となっています。
崩壊時代を生きる力強い言葉
新作『メメント・ヴィータ』には、現代社会のさまざまな影響を受けた事象が盛り込まれています。アメリカ同時多発テロ、日本の東日本大震災や原発事故、最近では新型コロナウイルスの蔓延、さらにはウクライナやパレスチナでの悲劇的な現実が描かれています。これらの「死の風景」に直面しながらも、藤原は「生を想え」というメッセージを我々に届けています。
著者は、現在の困難な状況を生き抜くためには、こうした意識変革が必要であると説いています。「自然が狂えば人間も狂う」という語りから、我々の生きるヒントがどのように得られるかを考察しています。全34章にわたるこの作品は、時代背景を反映した深い内容で、読者に新たな視点を提供することが期待されます。
サイン会開催決定
『メメント・ヴィータ』のリリースを記念して、全国3都市でのサイン会も予定されています。
- - 東京: 2025年5月25日(日) 大盛堂書店
- - 大阪: 2025年5月31日(土) ジュンク堂書店大阪本店
- - 福岡: 2025年6月1日(日) 丸善博多店
これらのイベントでは、藤原自身が読者との対話を楽しみにしているとのこと。詳細は2025年4月25日(火)正午以降に各書店の掲示で確認できます。
藤原新也の足跡
藤原新也は1944年、福岡県門司市で生まれ、東京藝術大学で絵画を学びました。彼は1972年に『インド放浪』を発表し、1983年に『メメント・モリ』で広く知られるようになりました。その後も、彼の作品は時代を超越し、多くの読者に影響を与え続けています。
『メメント・ヴィータ』の発売が迫る中で、藤原新也の視点を通じて私たちがどのように「生」を受け止め、考えていくのかを一緒に体験する貴重な機会となるでしょう。この新たな挑戦を見逃さず、そのメッセージに耳を傾けてみてください。