新潟医療福祉大学が「福祉フェス2024」に出展しスポーツ体験を提供

新潟医療福祉大学が「福祉フェス2024」に参加！

新潟医療福祉大学の義肢装具自立支援学科が、12月7日と8日の2日間にわたり、新潟市の万代島多目的広場で開催された「福祉フェス2024」に出展しました。このイベントには、実に約2000名が来場し、福祉とスポーツが融合した多彩な体験が提供されました。

様々なスポーツ体験が楽しめるブース

大学の学生たちは、スポーツ義足の体験やボッチャ、車いすバスケットボール、ブラインドサッカーなど、すべての年齢層や障がいの有無にかかわらず楽しめるスポーツの運営にあたりました。参加者からは、「義足や義手についての説明を初めて受けることができたが、その説明がとても難しかった」との声もありました。今回のイベントでは、特に小さな子どもたちが義足の体験を通して興味を持ってくれたことに、学生たちも大変喜んでいました。「ひとつの競技を皆でやることで、笑顔が増えたように思います」と語る学生も。

12月8日には、スポーツ義足ユーザーたちとのリレーが行われ、障がいの有無を超えてバトンをつなぐ姿に、多くの参加者が心を打たれました。学科教員の郷貴博講師は、「感動的な瞬間でした。このような活動は今後も続けていきたいし、義肢装具士という職業を知ってもらえる良い機会になりうれしいです」とコメントしました。

参加者からは、「たくさんの人と一緒に運動ができて、とても楽しかった」との声も多く、和やかな時間が過ごされたことが伺えます。

障がい者陸上教室の取り組み

新潟医療福祉大学では、誰もがスポーツを楽しめる環境作りに取り組んでいます。学内の陸上競技場では毎月1回「障がい者陸上教室」が開催されており、さまざまな体験ができるようになっています。具体的な情報は、義肢装具自立支援学科のInstagram（こちら）をチェックしてください。

本学の特長は、企業や地域との連携による実践的な教育にあります。最新の3Dスキャン技術を使用して装具を製作する業者や、実際の義足ユーザーに来てもらいながら行われる実習授業が多数あり、学びはさらなる充実を見せています。また、スポーツ義足だけでなくインソールやコルセット、サポーターといった装具も学ぶことができます。

医療系総合大学の強み

新潟医療福祉大学は、看護、医療、リハビリテーション、栄養、スポーツ、福祉、医療ITなどの6学部15学科を持つ全国的にも数少ない医療系総合大学です。このような多様な学びを通じた医療の現場で必要なチーム医療を実践的に学ぶことができ、資格取得や就職支援も整備されています。そのため、全国トップクラスの国家試験合格率を誇り、学生たちの高い就職実績につながっています。

さらに、スポーツ系学科を持つこの大学ならではの環境を活かして、スポーツと医療、リハビリ、栄養といった分野が融合した新しい教育が展開されているのです。