新たな投票の時代
2020-06-10 09:00:16
マイナンバーカードで守る!新たなブロックチェーン投票の時代が到来
画期的なバーチャル株主総会の実現
新型コロナウイルスの影響により、従来の株主総会への参加が難しくなっています。これに対処するため、企業は誰もが安全に、かつスムーズに出席できる方法を模索しています。そこで注目を浴びているのが、株式会社bitFlyerが提供する「なりすまし防止機能付き」のブロックチェーン投票サービス「bVote」です。このサービスは、マイナンバーカード認証機能を活用し、株主が自宅など遠隔地からリアルタイムに議決権を行使できる仕組みを提供します。
開発の背景
政府や自治体が推奨する中、企業も「ハイブリッド出席型バーチャル株主総会」の開催を検討しています。この型は、出席を認められるため、会社法上も特定の要件をクリアする必要があります。その中でも、特に重要視されているのが「なりすまし防止」や「投票の改ざん防止」といったセキュリティ面です。これらの課題を解決するために、bitFlyerは独自に開発したブロックチェーンIDサービス「bPassport」を導入。これにより、本人確認と不正投票の防止を両立させています。
「bVote」と「bPassport」の仕組み
「bPassport」はマイナンバーカードを用いて本人確認を行い、その情報をブロックチェーン上に記録します。その上で行われる「bVote」によって、投票の正当性を保証し、票の改ざんを防ぐことができます。これにより、株主総会はどこにいても参加できるようになり、出席のハードルが大幅に下がります。これまでの対面での株主総会の開催は、三密を避けられないため、感染リスクを伴いましたが、これからはリモートで安心して投票することが可能です。
業界への影響と期待
ブロックチェーン技術を駆使することで、公正かつ透明性の高い株主総会が実現されます。このサービスは、株主だけでなく、企業にとっても大きな利点をもたらすでしょう。特に、株主総会の運営にかかる手間を軽減し、効率的な運営が可能になります。加えて、議決権の行使が容易になることで、より多くの株主が参加しやすくなり、企業の透明性が向上します。
今後の展開
bitFlyerは、この新しい投票システムを2020年6月26日に行う株主総会で初めて実施予定です。その後、サービスの改善を施し、今秋より多くの企業向けに「bVote」の提供を開始する計画です。これにより、さらに多くの企業がブロックチェーンを活用した透明性の高い株主総会を実現できるようになるでしょう。
まとめ
「なりすまし防止機能付き」のブロックチェーン投票サービスは、株主総会に新風を吹き込むものです。今後、企業やさまざまな組織の会議でもこの技術が活用されることが期待されています。国や地域を超え、多くの株主が安心して参加できる環境が整いつつある現在、私たちは新たな投票の時代を迎えているのです。
会社情報
- 会社名
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株式会社 bitFlyer Blockchain
- 住所
- 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー37階
- 電話番号
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