鈴与が新たな物流システムを導入
鈴与株式会社とIHI物流産業システムは、国際的な物流の効率化を目指して、東扇島第一物流センターに最先端の3次元高速ピッキングシステム「Skypod」を導入し、2023年1月15日から正式に稼働を開始しました。このシステムの導入により、物流業務のスピードと正確性が大幅に向上します。
Skypodとは?
SkypodはフランスのExotec社が開発した、自動化された倉庫管理システムです。このシステムは、ロボットが自らラックを昇降し、必要な商品を作業者の元に自動で運ぶ「Goods to Person」方式を採用しています。これにより、数多くのアイテムを迅速かつ正確に処理することが可能になります。鈴与では、これにより作業コストの削減やピッキングミスを防ぐ安定した作業品質の実現を目指しています。
物流における課題
国内では労働人口が減少し続けていて、物流業界では特に人手不足が深刻な問題になっています。特に「2024年問題」と呼ばれるドライバーの時間外労働規制が強化されることに伴い、物流センターの運営にも多くの工夫が求められています。そこで、限られた時間内での効率的な業務運営が必要になってきました。
また、EC市場の拡大による取扱荷量の増加も、作業人員不足の状況をさらに加速させています。このような背景の中で、入出荷のスピードを保ちつつ安定した運営体制を構築するための方策が必要とされています。
Skypod導入の意義
鈴与は、持続可能な物流センターの運営と競争力の強化のためにSkypodの導入を決定しました。この自動ピッキングシステムにより、人手でできない速度と高い品質を実現し、今後も安定したサービスを提供することが期待されています。また、Exotec社による24時間365日の遠隔監視、さらにはIHI物流産業システムの迅速なサポート体制が整っているため、トラブル発生時にも即座に対応できる運営体制が確立されています。このような体制により、日々のセンター運営が安定して行われています。
今後の展望
鈴与は、社会の変化や物流環境の動向を踏まえて、今後も機械化自動化を進めていく方針です。最適な物流サービスを提供することによって、社会インフラの支えとなり、顧客や社会に貢献し続けることを目指しています。
鈴与株式会社の概要
鈴与は1801年に清水港で創業し、2021年には創業220周年を迎えました。全国147拠点や海外23拠点を展開し、物流に関連する幅広いサービスを提供しています。特に物流部門での「課題解決力」「現場力」「価値創造力」を強みに、様々なニーズに応じたソリューションを展開しています。
IHI物流産業システムについて
IHI物流産業システムは、保管やピッキング、搬送など、物流機器や自動化システムの提供を行う企業であり、物流の最適化を追求しています。導入後の運用や保守に関してもお客様に寄り添った一貫した支援を行っています。
こうした背景を持つ鈴与とIHI物流産業システムのタッグによって、今後の物流業界の進化が期待されます。新たなシステムによる物流の未来に注目です。