テス・エンジニアリングがバイオマスの新たな可能性を開く！

日本におけるバイオマス資源活用の新たな一歩

2021年1月25日、テス・エンジニアリング株式会社（以下、テス）は、オーストリアのKohlbach Energieanlagen GmbH（以下、コールバッハ）とパートナーシップを結び、バイオマスボイラの販売およびアフターサービスの提供を開始しました。この提携により、テスは「日本唯一の認定会社」となり、日本国内におけるバイオマス資源の有効活用をさらに推進していくことを目指します。

バイオマスボイラの需要と背景

現在、脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの需要は急速に高まっています。特に、バイオマスを利用したエネルギーの効率的な活用が求められている中、テスはコールバッハと協力し、最先端のバイオマスボイラ技術を日本の市場に導入します。

コールバッハ社は1946年に設立され、高い技術力で知られるバイオマスボイラおよび燃焼システムの専門企業です。ヨーロッパ26カ国への納入実績を持つコールバッハの製品は、木質チップやペレット、さらには農産物の残渣まで幅広い燃料を扱うことができ、持続可能なエネルギー源として期待されています。テスはこの技術を日本に取り入れ、より多くの企業がバイオマス資源を活用できる環境を整備することに貢献します。

パートナーシップの具体的な取り組み

テスは、バイオマスボイラの販売だけでなく、導入後の定期点検やトラブル時のメンテナンス業務についても責任を持ちます。この一元化されたサービス提供により、顧客企業は安心して新しいエネルギーシステムを利用できるようになります。

また、有効活用されていないバイオマス資源を持つ企業に対しては、資源利用改善の提案や発電システム導入のコンサルティングを行い、エネルギーの効率化を図ります。この取り組みを通じて、テスはエンジニアリング事業やエネルギーサプライ事業の強化を進めていく予定です。

今後の展望

テス・エンジニアリングは、再生可能エネルギー分野で40年以上の実績を持つ企業です。「再生可能エネルギーの主力電源化」や「省エネルギーの徹底」を掲げる中で、今回の提携はその戦略の一環として位置づけられています。

日本におけるエネルギー供給の多様化と持続可能性の向上を目指し、テスは今後も様々な取り組みを進めていきます。バイオマスボイラの普及促進は、その一部に過ぎませんが、確実により良い未来を創造するための重要なステップとなるでしょう。