NTT-ATが仮想化プラットフォーム「Proxmox VE」を取り扱い開始
NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は、オーストリアのProxmox Server Solutions GmbHとの間で認定リセラー契約を結び、企業向けオープンソース仮想化プラットフォーム「Proxmox Virtual Environment(Proxmox VE)」の取り扱いを開始しました。本記事では、Proxmox VEの特長やその利用メリット、NTT-ATの提供するサービスについて詳しく紹介します。
Proxmox VEとは
Proxmox VEは、Linuxベースのオープンソース仮想化プラットフォームであり、仮想化技術であるKVM(Kernel-based Virtual Machine)と、コンテナ技術のLXC(Linux Containers)を一つのWeb管理画面から効率的に管理することができるのが大きな特長です。これにより、仮想マシン、コンテナ、ストレージ、ネットワーク、そしてクラスタ構成まで、包括的な運用が可能となります。
Proxmox VEの主な特長
1. 統合管理機能
Proxmox VEの強力な機能は、仮想マシンと軽量なコンテナを同じプラットフォームで統合的に運用できる点です。この統合管理により、運用の効率化が図れ、システム管理の手間を大幅に省くことができます。
2. 高可用性とクラスタ対応
複数のノードによるクラスタ構成を構築可能で、ライブマイグレーションや自動フェイルオーバー機能により、システムの安定性を高めることができます。こうした機能は、ビジネスの継続性を支える上で非常に重要な要素です。
3. ソフトウェア定義ストレージの導入
Proxmox VEは、CephやZFSといったストレージテクノロジーに対応しており、高可用性とスケーラビリティを兼ね備えたストレージ構成を提供します。このように、柔軟なストレージ管理が実現できる点も魅力的です。
4. 直感的なWeb管理インターフェース
Proxmox VEは、直感的に操作できるWeb GUIを提供しており、システムの構成や監視、バックアップなども簡単に行うことが可能です。これにより、技術に不安を抱えている企業でも安心して利用できるでしょう。
オープンソースの強み
Proxmox VEは、GNU Affero General Public License v3(AGPL v3)に基づき提供されているオープンソースソフトウェアです。このため、すべての機能に制約なくアクセスでき、長期的な運用においても高い透明性と信頼性が保証されています。また、オープンソース特有のメリットとして、ベンダーロックインを回避できる点や、シンプルなライセンス体系のおかげでコストを抑えた仮想化基盤の構築が可能です。
NTT-ATの支援サービス
NTT-ATでは、Proxmox VEの導入に対して、設計から構築、運用開始後のサポートまで全てを一貫して支援します。新規環境の導入や移行に際して、最適な構成を提案します。また、NTT-AT独自の「AT(あっと)!いう間にProxmox VM構築自動化ソリューション」により、VM構築を自動で行うことも可能です。このソリューションは、Proxmox VEに標準搭載されない機能で、VMの一括作成や削除を支援し、構築したOSにミドルウェアを自動インストールすることも実現します。
まとめ
今後、NTTアドバンステクノロジが提供するProxmox VEが、企業の仮想化プラットフォームとして注目を集めることが期待されます。オープンソースの利点を最大限に生かした柔軟なマネージメントが、企業のIT基盤を支える役割を果たすことでしょう。