福岡ハカセが語る「生命」と文学の深い関係
2023年10月8日、早稲田大学国際文学館にて開かれる特別講演会では、著名な生物学者であり作家でもある福岡伸一さんが「科学といのちと文学と」というテーマで講演を行います。福岡さんは生命の秘密を探る研究を行いながら、文学や哲学の世界にも精通しています。また、同日の対談には、小説家の朝吹真理子さんが登場し、二人の専門家による深い対話が展開されます。
開催の背景
早稲田大学国際文学館は、開館以来様々な講演会を行ってきました。その中でも「科学と文学」というテーマが掲げられ、学びと探求のプラットフォームとしての役割を果たしています。昨年は、iPS細胞研究の山中伸弥さんや霊長類学者の山極壽一さんと作家小川洋子さんがそれぞれの専門的視点から生命と文学を結びつける議論をしました。
今回のイベントは、その「科学と文学」シリーズの第3弾として位置付けられており、福岡伸一さんの特別講演が待ち望まれています。福岡さんの業績や思考の独自性は多くの人々に影響を与え、その言葉は生命の奥深さを感じさせ、さらに文学との関係に新たな視点をもたらします。
福岡伸一さんの研究と活動
福岡伸一さんは、「動的平衡」という概念を用いて生命の本質を探究しています。この理論は、生物が常に変化し続けることで維持される生命のメカニズムを説明しています。彼の著書『生物と無生物のあいだ』は、90万部を超える売り上げを記録し、科学と哲学の境界を探る重要な作品と評価されています。
さらに、2025年に開催予定の大阪・関西万博では、テーマ事業「いのちを知る」のプロデューサーとしても注目されており、「いのち」を考えるパビリオンを企画するなど、広範囲な活動を展開しています。福岡さんの多岐にわたる専門性が、文学にどのように影響を与えるか、聴衆は期待を寄せています。
朝吹真理子さんとの対談
対談には、作家の朝吹真理子さんがお越しになります。彼女は、科学や理性では捉えきれない「こぼれ落ちてしまうもの」に対して目を向けたいと語っています。福岡さんとの対話を通じて、生命のあり方や文学の背後にある感情的な面について新たな視点が生まれることが期待されます。
朝吹真理子さんは、2009年にデビューし以来、特に「きことわ」で芥川賞を受賞するなど、数々の評価を得てきました。彼女の豊かな文学的感性と福岡さんの科学的視点が交わることで、聴衆には新しい発見がもたらされることでしょう。
イベント詳細
日時:2023年10月8日(木)18:00-19:45(講演50分、休憩10分、対談45分予定)
開場:17:30
場所:早稲田大学大隈記念講堂大講堂
言語:日本語
主催:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)
入場:無料(事前申し込み制)
参加申し込み締切:9月23日(水)23:59まで
参加方法:一般及び早稲田大学の学生・教職員
このイベントは生命と文学の深い関係を探求する貴重な機会です。興味のある方は、ぜひ申し込んでご参加ください。詩的な視点を持つ福岡さんと、繊細な感性を持つ朝吹さんの対話が、皆様の心に新しい感動を与えることでしょう。