新たな調査が明らかにする子育て世代の幸福度
株式会社LIXIL住宅研究所が発表した「住まいと家族の幸福度に関する調査研究報告書」が注目を集めています。この報告書では、特に子育て世代における持ち家の影響や、現代の家族が求める住まいの役割について詳細に分析されています。
調査の概要
本調査は2025年2月に実施され、20代から40代の子育て世代1,000人を対象に行われました。調査では、子育て世代が幸福度を実感する要因として持ち家がどのように影響を与えているかについて掘り下げています。
住まいが与える幸福感
最も印象的な結果の一つは、新築戸建て所有者の約80%が「持ち家は幸福度を高める」と回答したことです。特に、「とても幸福度が増すと思う」という回答が52.3%、さらに「少し増すと思う」という回答が28.3%を占めています。これは、持ち家が単なる居住空間ではなく、心理的な安定と家族の安心感を提供する重要な要素であることを示しています。
子育て世代の幸福度の実態
興味深いのは、子育て世代の幸福度が日本全体の平均6.1点を上回る6.7点であることです。この背景には、「成長を見守る喜び」や「幸福な時間が増えた」というポジティブな感情が影響しており、特に家族との絆が深い文化が支えとなっています。
住居形態の幸福度比較
調査結果からは、新築戸建てに住む人の幸福度が平均6.9点である一方、マンション居住者は6.6点という結果も出ています。家への満足度では、新築戸建てが7.1点に対し、マンションが6.7点とこちらも戸建てが優位を占めています。高い満足度を得ている人は戸建て居住者の23.5%、マンションは11.3%という結果も反映されています。
幸福度を高める要素
調査では、幸福度に影響を与える要因として「心の健康」と「信頼できる家族の存在」が最も重要であるとされました。「心の健康」が25.2%、次いで「信頼できる家族」が22.5%とのことです。この結果から、物質的な豊かさよりも精神的な安定と家族の支えが重要視されていることがわかります。
家庭の幸福度を支える条件
子育て世代が求める住まいの条件では、最も多く挙げられたのが「子育てがしやすいこと」であり、31.3%を占めています。続いて「家族でくつろげるリビング」(29.5%)、日当たりの良い部屋(28.1%)が続きます。これらの条件は、家族の絆を深めるだけでなく、心身の健康を保つための重要な要素と言えます。
報告書の集大成
この報告書は、子育て世代の住まいがただの居住空間ではなく、心の豊かさを育む基盤であることを示しています。持ち家は、安心感や自由、将来の計画を含む心理的価値を提供し、日常の幸福度を向上させていることが、数々のデータに裏付けられています。
Sodateの紹介
アイフルホームの子育て世代を支えるメディア「Sodate」では、子どもや家族の育成をテーマにした多様な記事を提供しています。住環境の整備に関心のある方々に向けて、役立つ情報を発信しています。報告書は2025年10月15日から公開予定です。
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企業情報
株式会社LIXIL住宅研究所
- - 代表者: 加嶋 伸彦
- - 所在地: 東京都品川区西品川1-1-1
- - 事業内容: 住宅及びビル建材・設備機器の製造販売を行う。アイフルホーム、フィアスホーム、GLホームといったブランドを展開し、国内最大級の住宅フランチャイズチェーン事業を運営しています。