生物多様性の重要性を体感する『ネイチャーコネクト・ミッション』始動!
グラングリーン大阪の「うめきた公園」において、京都大学発のスタートアップ企業と連携した生物多様性保全プログラム『ネイチャーコネクト・ミッション ~うめきた公園でつなぐ生物多様性~』が2025年9月から実施されます。この取り組みは、一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)によるオープンイノベーションプログラムの一環として、さまざまな企業や団体が協力し、社会課題の解決を目指しています。
プログラムの概要
このプログラムでは、主に次の内容が含まれています。
- - プログラム名:ネイチャーコネクト・ミッション ~うめきた公園でつなぐ生物多様性~
- - 開催期間:2025年9月22日(月)から12月25日(木)まで。特に市民参加型プログラムは10月21日(火)から始まります。
- - 開催場所:うめきた公園内および関西2府5県。
- - 連携企業:株式会社バイオーム、株式会社TSK、サンリット・シードリングス株式会社。
市民参加型プロジェクト
特に注目すべきは、市民参加型の生物多様性可視化プロジェクトです。来園者がいきものコレクションアプリ「Biome」を使用し、関西地域の生き物を発見・記録することを通じて、彼らの環境意識を高めることを目指します。このプロジェクトは、地域の環境に対する理解を促し、ネイチャーポジティブの達成に向けたデータ収集の基盤となります。
環境配慮型資材の利用
また、廃木材をアップサイクルして作られるバイオスティミュラント資材が採用されることで、うめきた公園内の芝生や植栽の生育状態を改善し、健全な成長を促進します。これにより、公園利用者は魅力的な芝生エリアを享受できるようになります。
科学的アプローチによる評価
さらに、土壌内の微生物分析を行い、バイオスティミュラント資材が生物多様性に与える影響を科学的に評価する仕組みも整えています。このアプローチにより、環境に優しい公園管理の高度化に必要な証拠を構築し、持続可能な公園の発展を図ります。
未来への展望
本プログラムの主な目的は、うめきた公園を生物多様性の重要性を広める発信源とし、さまざまなデータを集めることです。これにより、関西地域の環境意識の醸成を図ります。また、持続可能な芝生管理を通じて、公園の魅力を最大限に引き出し、都市公園としての役割を強化することを目指します。
実施主体について
MUIC Kansaiは、大企業とスタートアップなどが連携して社会課題を解決するためのオープンイノベーション拠点であり、関西地域の発展に重要な役割を果たしています。また、彼らが運営するうめきた公園は、今後新しい公園のあり方を示す先進的な事例として多くの注目を集めることでしょう。
さいごに
このプログラムは、単なる環境保全にとどまらず、市民全体が関与しながら生物多様性を育み、体感できる機会を提供します。多様な視点からの取り組みを通じて、私たち一人ひとりが地球の豊かさに貢献できることを期待しましょう。