大学生と地域住民による持続可能な宮島の未来を探るフォーラム開催

持続可能な宮島の未来を考慮した学生フォーラムの開催

宮島という美しい場所で、大学生と地域住民が一堂に会し、未来を見据えた「宮島学生フォーラム」が開催されました。このイベントは、地域活性化や持続可能な発展を目指す取り組みの一環として、多角的な意見交換を促進することを目的としています。

エクスカーションの実施

最初のプログラムは“宮島エクスカーション”。ここでは学生たちが、島内の事業者を訪問し、地域の歴史や文化、経済活動について直接学ぶ機会が設けられました。特に注目されたのは、築200年以上の商家を改装した「ぎゃらりぃ宮郷」と、明治後期に建てられた町家を利用した古民家宿「厳妹屋（いつもや）」でした。

学生たちは、普段は得られないリアルな宮島の魅力に触れ、見学後には「宮島には何度も来ていますが、町家通りの建物について知ることができ貴重な体験になりました」と感想を述べました。このような体験を通じ、学生たちは地域に対する理解を深めたことでしょう。

宮島学生フォーラムでの発表と意見交換

次に行われた「宮島学生フォーラム」では、さまざまな大学から集まった学生たちが、それぞれの研究成果を発表しました。この後、地域住民と共に行ったワークショップでは、宮島の“いま”と“みらい”についての意見交換が行われ、具体的なアイデアや提案が生まれました。

参加した学生たちは、他大学の発表を通じて共通の課題を認識し、地域住民からのフィードバックにより新たな視点を得ることができたと語っています。中には、「空き家の活用等、宮島の課題に向き合っていきたい」との意欲を見せる学生もいました。また、地域の事業者たちによる貴重な講話もあり、これは学生たちにとって新たなインスピレーションとなったようです。

地域住民との交流

フォーラムの最終プログラムとして行われた“宮島びいき”交流会では、学生と地域住民が互いの興味や関心を高め合う場となりました。この交流を通じて、双方が持続可能な観光のあり方についてより深く考える機会となったのは間違いありません。地域住民からの温かいおもてなしも、学生たちにとって特別な体験となり、宮島への愛着が一層深まったことでしょう。