医療的ケア児の家庭を支える仙台の『ほのぴあ・リアルイベント』実施決定

2025年10月29日（水）、仙台市にて医療的ケア児や重い障害を持つ子どもたちの家族を支援するプロジェクト『ほのぴあ・リアルイベント』が開催されます。このイベントは、医療的ケア児とその家族が直面する具体的な課題に焦点を当て、参加者同士が実体験を語り合い、分かち合うことで共同で解決策を見出すことを目指しています。

『ほのぴあ』の理念は、市民の協力を基盤にしており、医療的ケアを必要とする子どもとその家族が孤立しないよう繋がりを生むことです。また、支援者の方々も参加し、より多面的なサポート体制を築くことが期待されています。

今回のテーマは「就学から卒業後まで」です。学校生活を迎える前、および卒業後の親たちの不安や疑問を共有し、どう準備をしたらよいかを考える貴重な機会です。具体的には、就学前の心構えや手続き、質の高い訪問医療やヘルパーの利用法、さらには家庭での工夫などが議題にあがります。

イベントは青葉の風テラスで実施され、参加は無料ですが事前の申し込みが必要です。定員も設けられているため、興味のある方はお早めの申込をお勧めします。参加者には医療的ケア児、重症心身障害児のご家族、看護師や保健師、相談員などの支援者が含まれます。

また、先回の『ほのぴあ・リアルイベント』の様子を振り返ると、多くの参加者が抱える同様の悩みや具体的なエピソードを共有し、心を通わせる場となりました。前回参加者の声を元に、さらに充実した内容が期待されています。

『ほのぴあ』という名称は、心を休める入江を示す「ほのるる」と、仲間の支え合いを意味する「ピアサポート」を組み合わせた造語です。これは医療的ケアや重い障害を持つ子どもたちが安心して交流し、共に未来へ進むための「心の港」を意味しています。

このイベントは、仙台市と市民が共働している先進的な取り組みを直接体験できる機会です。取材希望のメディア関係者は、事前にほのぴあ事務局へ連絡をしてください。地域に根ざした支援の輪を広げ、医療的ケア児とその家族を支える活動を一緒に盛り上げていくことを私たちは目指しています。