小学生のネット利用
2010-06-23 10:54:34
中学受験を目指す小学生のインターネット利用実態調査結果
中学受験を支える新たなインターネットの利用傾向
進学教室浜学園が、2010年4月に実施した「中学受験を考える小学生のインターネット利用状況」に関する調査。対象は、小学1年生から6年生までの約8000名の塾生で、2330名からの有効回答を得ました。本調査では小学生のインターネットの使い方を多角的に分析しています。
調査の主要な発見
まず、調査によれば、小学生が初めてパソコンやインターネットを使用したのは「小学校1年生」が最も多いという結果が出ました。このことは、家庭での教育環境におけるデジタル機器の早期導入を示唆しています。また、パソコンの利用機会については、小6になると自ら操作する割合が48%に達し、親と一緒に操作する割合を上回ることが明らかになりました。
さらに、インターネットの安全利用に関連するフィルタリングソフトに関する認知度も調査の一環として測定され、「知っているが利用していない」という回答が最も多くありました。この現状は、親の認識や意向とともに、実際の利用状況の乖離を意味しています。家庭内における教育と情報管理の重要性が浮き彫りになったと言えるでしょう。
また、子供たちがパソコンの使い方を誰に教えてもらったのかという問に対しては、全学年で「家族」が最も多い結果を示しました。学校の教育も重要ですが、家庭での指導が多くの子どもたちの基礎的なスキル形成に寄与していることが伺えます。
ポータブル情報機器の利用状況
次に、携帯電話やゲーム機などのポータブル情報機器の利用状況についても興味深い所見がありました。大学学年が上がるにつれて携帯電話の保有率が増加し、小6では57.5%に達しています。特にゲーム機については、全学年で「Nintendo DS」が人気であることが確認され、小4では45.8%という利用率を誇ります。これは教育目的だけでなく、楽しみとしても利用されていることを表しています。
ネットを通じた学びの進化
浜学園では「Web講義」を提供しており、その視聴率についても調査が行われました。父母と一緒に視聴するケースが多かったものの、小5から小6にかけては子ども一人での視聴が増えていく傾向が見られました。このことは、自己学習の意識が高まっていることの表れと考えられ、学習効果に関しては91.9%の小6塾生から高評価を得ています。
調査結果の公開と今後の取り組み
今回の調査結果は、浜学園が公式ウェブサイト上で詳細に公開しており、今後の教育方針に活用される予定です。特に「Web講義の無料化」やその他のオンラインの進学関連サービスに対する要望も寄せられており、浜学園としても早急にこれに対応する意向を示しています。
最後に
進学教室浜学園は、長年にわたり培った教育ノウハウをもとに、今後も変化する時代に合った教育コンテンツの開発を目指します。中学受験を検討する保護者や教育関係者にとって、今回の調査結果は今後の指針となることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社浜学園
- 住所
- 兵庫県西宮市甲風園1丁目5番24号浜学園西宮本部
- 電話番号
-
0798-64-1236