全国約230万世帯が体験する新たな動画配信プラットフォームの始動

新たな動画配信プラットフォーム『ロコテレ動画』の導入

全国の約230万世帯を対象として、株式会社ニューメディアが開発した動画配信プラットフォーム『ロコテレ動画』のサービス実証が、2022年7月1日より開始されます。これは、全国各地のケーブルテレビ事業者25社と連携し、各社の制作したコンテンツをインターネットを通じて配信することを目的としたプロジェクトです。この実証実験では、約6ヶ月間かけて、IP配信の有効性や新たな事業モデルを評価し、そのフィードバックをもとに今後のサービス展開を検討していきます。

ロコテレ動画とは？

『ロコテレ動画』という名称は、ローカル、テレビ、動画の3つのキーワードの合わせたもので、地域に根ざしたコンテンツをインターネット経由で発信できるプラットフォームです。このプラットフォームでは、参加各社が制作した地域限定のコンテンツを、専用のAndroid TVアプリを通じて無償で視聴できるほか、地域のイベントをライブで配信する機能も備えています。

このようにして、各地域の魅力や独自の文化をより多くの人々に届けることが可能になります。

サービス実証についての詳細

サービス実証は、2022年7月1日から12月20日まで行われ、全26社が参加します。接続される家庭数は約230万世帯に達し、地域メディアの可能性を探る重要な試みです。具体的な内容としては、参加事業者が『ロコテレ動画』を利用してみて、運営委員会を通じて得られたデータを分析し、IP配信に関する課題の抽出や広告モデルの構築を進めます。

特に、参加事業者がそれぞれ持つ強みをどう生かせるかが、今後の指針となるでしょう。

アプリの開発状況

現在、開発中のAndroid TVアプリはベータ版として提供されています。正式なリリースは2022年7月中旬が予定されており、多くのユーザーからのフィードバックを受けながら改善を重ねていく方針です。

参加事業者の顔ぶれ

このプロジェクトには、秋田ケーブルテレビや上田ケーブルビジョン、東京ケーブルネットワークなど、全国各地のケーブルテレビ事業者が名を連ねています。これにより、地域ごとのコンテンツの特色を反映させ、視聴者にとって身近な情報源となることが期待されます。

会社概要

株式会社ニューメディアは、山形県米沢市を本社にとし、1986年の設立以来、地域密着型のメディアとしての役割を大切にしてきました。ケーブルテレビ事業に加えて、インターネット、固定電話、MVNOなどの多様なサービスを展開し続けています。この新たな動画配信プラットフォーム『ロコテレ動画』によって、地域の情報発信が一層促進される日が待ち遠しいです。