電通総研の新たな報告書が登場
株式会社電通総研は、2026年6月30日に「電通総研 統合レポート2026」と「Human Capital Report 2026」を発行し、両方の報告書をコーポレートサイト上で公開しました。これらのレポートは、企業と社会の成長を強化するための重要な情報源となっています。
統合レポート2026の目的
まず「電通総研 統合レポート2026」についてですが、このドキュメントは財務データと非財務情報を結びつけ、電通総研の長期的な企業価値向上の取り組みを分かりやすく示すことを目指しています。昨年のフィードバックをもとに、経営陣のインタビューを充実させ、ステークホルダーが理解しやすい情報を中心にまとめています。
主な特徴としては、ページ数を減らし要点を凝縮した読みやすい構成への変更、そしてシンクタンク、コンサルティング、システムインテグレーションという電通総研の3つの機能を再整理した価値創造プロセス図の刷新が挙げられます。
経営陣のインタビューでは、代表取締役社長の岩本浩久氏が「『ふみだせ。はみだせ。』で、次の50年を切り拓く」というビジョンを語り、事業統括を担当する妹尾真氏は「スピード感あふれる提案力を新たな勝ち筋に」と強調しています。また、社外取締役の鼎談も行われ、執行に対する問いかけが重視されています。
Human Capital Report 2026の重要性
次に「Human Capital Report 2026」というレポートですが、こちらは電通総研が「人」を最も重要な資本と位置づけていることを反映しています。このレポートは経営戦略と人材戦略の連動をテーマにし、人的資本についての詳細なデータや分析を提供しています。
この報告書の主なポイントは、人材資本強化などの重要施策に関する進捗とインパクトを可視化することです。また、ISO 30414という国際的なガイドラインに基づいた情報開示も行っており、機関投資家やESG評価機関による比較分析に適した内容となっています。
定量データと定性情報の融合
このレポートでは、12カテゴリにわたる100以上の定量データが掲載され、現状分析とともに経営層の意図や数値の背景となる文脈を物語的に伝えています。これにより、人的資本施策が企業に与える影響が明確になり、投資家や関係者への重要な情報となるでしょう。
公開状況
両報告書はPDF形式で公表されており、統合レポートの日本語版は56ページ、人的資本レポートは41ページとなっています。英語版は2026年9月頃に公開予定です。
結び
電通総研は「HUMANOLOGY for the future」を企業ビジョンとして掲げ、テクノロジーと人との融合を通じて、より良い社会の実現に向けた取り組みを行っています。このような報告書の発行を通じて、企業活動と社会的な価値の向上が図られることが期待されます。