正宗文庫の小宇宙
2025-09-25 11:30:25

正宗文庫の小宇宙 敦夫が愛した書籍と資料の魅力に迫る

企画展「正宗文庫の小宇宙 ―敦夫の愛した選りすぐり―」開催



2025年10月11日から12月14日まで、岡山県備前市美術館にて企画展「正宗文庫の小宇宙」が開催されます。この展覧会では、地元備前市出身の国文学者であり歌人でもある正宗敦夫の生涯と彼が収集した貴重な資料に焦点を当てることで、国文学の奥深さを感じられる内容となっています。

正宗敦夫の業績とその魅力


正宗敦夫(1881~1958)は、岡山県備前市で生まれ育ちました。彼は兄の正宗白鳥と異なり、地元に根を下ろしながらも、日本の古典文学への情熱を持ち続け、学問と文化の発展に寄与しました。特に、万葉集の研究や、与謝野晶子・与謝野鉄幹との共同編集による『日本古典全集』全266冊の刊行を通じて、国文学に多大な影響を与えました。

展示内容の概要


本展では、正宗文庫に収蔵されている7千点以上、2万冊に及ぶ資料から選りすぐった約40点を展示します。主要な展示品には、江戸時代から明治、昭和にかけての古典籍や地図、文化人との貴重な交流を示す資料が含まれています。また、正宗敦夫の身近な作品として人間国宝の金重陶陽による備前焼や、彼の兄弟が関わった品々も見ることができます。

体験できる様々なプログラム


展覧会では、展示だけでなく、様々な関連プログラムも用意されています。例えば、国文学研究資料館との共同研究セミナーや、数回にわたるギャラリートークが行われます。これらの活動を通じて、正宗敦夫の知識や考えを深く学ぶことができます。

さらに、ワークショップ「オリジナル和綴じノートをつくろう」や、演奏会「言葉と音の共演」など、多彩なイベントが企画されています。特に、ワークショップは小学生以上が対象となっていますので、親子で楽しめる機会です。

オリジナルグッズも充実


会期中には、正宗敦夫と彼の愛ヤギ「女王」をモチーフにしたオリジナルグッズも販売されます。クリアファイルやポストカードなど、ファンにとっては見逃せないアイテムです。さらに正宗敦夫研究の第一人者による最新刊も販売される予定です。

開催詳細


  • - 会期: 2025年10月11日(土)〜 12月14日(日)
  • - 会場: 備前市美術館 展示室3
  • - 開館時間: 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
  • - 入館料: 一般 500円、高校・大学生 300円、小中学生 無料
  • - 休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日に休館)

この機会にぜひ、正宗敦夫の偉業とその深い知識を体感してみてはいかがでしょうか。備前市美術館で新たな発見を楽しんでください。


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会社情報

会社名
備前市美術館(一般財団法人備前市文化芸術振興財団)
住所
岡山県備前市東片上126備前市役所内
電話番号
0869-64-3302

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