株式会社ゆあそび設立と小杉湯の未来展望
高円寺にて愛され続ける老舗銭湯「小杉湯」を運営する株式会社小杉湯は、2024年10月1日付で新しい会社「株式会社ゆあそび」を設立することを発表しました。この新会社は、小杉湯の2号店「小杉湯原宿」やその周辺エリアのプロデュースを担当し、2025年1月1日からの事業譲渡が予定されています。
新会社の社名「ゆあそび」は、「遊ぶ」ことをテーマにし、銭湯の魅力を広める役割を果たすことを目指しています。また、代表取締役には関根 江里子氏が就任し、今後は銭湯文化を大切にしながら新たなビジネス展開に挑戦していく姿勢が見込まれています。
新たな役割と事業の展開
「小杉湯原宿」という新しい店舗は、原宿の中心地にオープンすることが決まっており、このエリア特有の文化やニーズに応じたサービスを提供することが期待されています。新会社の設立によって、小杉湯と小杉湯原宿がそれぞれの特性を生かしながらも、一体感を持って運営されていくことになります。
高円寺は、銭湯文化の宝庫として知られ、多くの人々に親しまれていますが、原宿にも新たな風を吹き込むことを目指しています。「銭湯のある暮らしは素晴らしい」という理念のもと、株式会社ゆあそびは、心地よい空間を提供しながら、利用者とのコミュニケーションを大切にします。
コーポレートロゴとメッセージ
新設の株式会社ゆあそびは、銭湯への愛情をシンプルなデザインで表現したコーポレートロゴを発表しました。このロゴは、銭湯文化の大切さを伝えるシンボルとなり、訪れる人々に「銭湯に行きたい」と思わせるメッセージを発信していきます。デザインプロセスには関根氏や平松氏を含むチームが関わり、独自の視点が盛り込まれています。
分社化の背景とビジョン
分社化を決定したのは、家業である小杉湯を守りつつ、事業としての小杉湯原宿を確立するための選択でした。本来の銭湯の価値を保持しつつ、地域に根差したサービスを提供することで、両店舗はそれぞれの強みを活かすことができます。小杉湯はこれまで91年間続いてきた実績を持ち、これからも変わらず利用者に愛され続ける店舗でありたいと願っています。
まとめ
株式会社ゆあそびの設立は、銭湯文化の継承と新たな挑戦を意味しています。代表取締役の関根氏は「多くの人が銭湯を楽しめるような場を提供したい」と語り、今後の展開に期待が寄せられています。高円寺と原宿の両店舗がどのように協力し合い、地域社会に貢献していくのか、目が離せません。今後の経過や新店舗の開業情報にも注目です。