次世代キャリア研究所が始動!新たなキャリア観を探求する
この度、キャリアSNS「YOUTRUST」が新たに設立した「次世代キャリア研究所」が注目を集めています。若者の働き方やキャリア形成に対する意識が変わる中、同研究所は新たなトレンドを捉え、ポジティブにキャリアを考えさせる取り組みを進めます。
次世代キャリア研究所について
次世代キャリア研究所は、多様な働き方を反映した新たなキャリア観を探るためのシンクタンクです。特に、選択肢が広がっている現代において、自身のキャリアにワクワクできる気持ちを大切にしようとしています。特に20代の前向きな選択やアクションを重視しており、リアルな声を集めて社会に発信することを目指します。
この研究所は、終身雇用や年功序列が崩れ、副業解禁が進む中でのキャリア選びの自由度が高まることを背景に設立されました。新社会人のキャリア観を深く理解し、次世代におけるキャリア形成に寄与することを目的としています。
調査の実施
10月1日に行われる内定式に合わせて、全国1,705名の新卒者や社会人を対象とした「キャリア意識調査」が行われ、その結果が注目されています。調査は、選択肢が多様化した現代でのキャリア観に関する洞察を提供してくれると言われています。
調査概要
調査は二つのカテゴリーで実施されました。ひとつは新卒者層の「キャリア観・働き方に関する調査」、もうひとつは一般社会人を対象にした「転職・副業意識調査」です。前者では、就活学生と新社会人のキャリア意識の違いを明らかにし、後者は幅広い年齢層の社会人からの回答を得ています。
調査からは、就職前には高い長期勤続意向が見られるものの、実際に働き始めると1社目の長期勤続意向が減少するという結果が得られています。約8割の新社会人が5年以内に転職を希望しているとのことです。
20代のキャリア観の変化
20代の転職志向が高まる中、その理由には「年収を上げたい」という期待が主軸にあることがわかっています。また、福利厚生や労働時間の最適化を求める声も多く見受けられ、このような多様な思いが特に20代に色濃く表れています。
特筆すべき点は、情報収集のスタイルにも顕著な違いがあることです。20代はSNSや身近な人の意見から影響を受ける傾向が強い一方で、年齢が上がるにつれて情報への関心が薄れていく様子も見受けられます。これからの転職活動では、SNSでの情報収集がますます重要になってきそうです。
最後に
次世代キャリア研究所所長の吉野樹氏は、キャリアの選択肢を広げ、前向きな思考を促す重要性を強調しています。転職が当たり前の時代に突入する中、キャリアビルダーとしての意識を持つ若者たちが現れることで、企業の人材戦略も変化していくでしょう。今後の調査結果が、キャリア形成に与える影響にますます期待が寄せられています。