新たなホラーの世界へようこそ!
小学校の夏休みが始まるこの季節、子供たちに楽しみながらホラーを体験させる作品が登場しました。それが、株式会社徳間書店から発行された児童向けホラーシリーズの第一弾、『0番書庫 あなたが選ばれました』です。著者は、数々の怪談作品で知られる人気ホラー作家、黒史郎氏です。
物語の舞台は電子書籍の世界
物語は、猛暑の七月、プール授業が中止となった日、主人公である小学五年生の「ぼく」が学校のタブレット端末を使用して始まります。彼が電子図書館の中から目にしたのは、見たこともない『0番書庫』に所蔵された本。本書は「閲覧禁止」とされており、その内容は四つの短編で構成されています。「橋を渡る話」「あやしい声に引き留められる話」「報いを受ける話」、そして「決して最後まで語ってはいけない話」という不気味なテーマが詰まっています。
初めは期待していなかった「ぼく」ですが、読み進めるにつれ、身の回りで不思議な出来事が次々と起きることに。果たして、これは単なる夢なのか、あるいは現実なのか…。
昔話と現代が交錯する恐怖
本作の魅力は、古典怪談を現代に合わせてリバイバルさせている点にあります。物語の背景には「今昔物語集」に代表される名作があり、主人公の体験は、古典のエッセンスを取り入れた新しい解釈によって描かれています。また、ストーリーの進行とともに、「学校の七不思議」が重要な役割を果たし、緊張感が高まっていきます。
想像を超える終焉が待つ
著者である黒史郎氏は、民俗資料や伝承を広く研究していることで知られています。この作品もその一環として、現代の読者に新たな恐怖を提供します。読後は思わず誰かに話したくなるような結末が待っていますが、ネタバレ厳禁です。そのタイトルに隠された真相を知ったとき、あなたも「選ばれて」しまうかもしれません。
限定イベントもお見逃しなく!
『0番書庫 あなたが選ばれました』の刊行を記念し、川崎でおはなし会とサイン会を開催。イベントでは、珍しい妖怪や怖い話が披露され、参加者には独特のイラスト入りサインも提供される予定です。当日は小学生から大人まで、多くのホラー愛好者が集まることでしょう。
限定特典も
本書には、カバーのQRコードを使用すれば読める「こぼれ話」や、隠されたカバーアートなど、読者を楽しませる工夫が凝らされています。この機会にぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
著者のプロフィール
黒史郎氏は1974年に神奈川県に生まれ、小説『夜は一緒に散歩しよ』でデビュー。以降、多くの怪談作品を手がけており、そのスタイルは多くのファンに支持されています。児童書やノベライズなども手がける彼の幅広い表現力には目を見張るものがあります。
図書情報
- - タイトル: 0番書庫 あなたが選ばれました
- - 著者: 黒史郎
- - イラスト: 加藤アカツキ
- - 発売日: 2026年8月19日
- - 定価: 1540円(税込)
- - ページ数: 144ページ
- - 発行メーカー: 徳間書店
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