超歌舞伎と音声ガイドアプリEG-Gの新体験
2025年の大阪・関西万博において、超歌舞伎〈CHO-KABUKI〉が新たな形で進化を遂げる機会が訪れます。特に注目すべきは、株式会社イヤホンガイドが開発した音声ガイドアプリ【EG-G】の活用です。このアプリを通じて、多言語での音声ガイドが提供され、観客は日本国内だけではなく、台湾でもリアルタイムに公演を楽しめることになります。
IOWNと台湾でのライブビューイング
超歌舞伎のリーダー的存在であるNTTと中華電信は、世界初のIOWNオールフォトニクスネットワークを利用。これにより、大阪会場と台湾を結びつけ、リアルタイムでのライブビューイングを実施します。この試みは、オンラインとオフラインの境界を超える新たな公演形式を視野に入れたものです。
特に目を引くのは、今回の共同実験です。これにより、大阪会場から台湾の会場へ音声ガイドを無人で提供できる仕組みが整いました。このような革新技術が、アクセスの自由度を高め、多くの観客に歌舞伎の魅力を伝えることが可能となるのです。
声の案内役は獅童ツイン
EG-Gアプリは、多言語対応(日本語、英語、繁体中国語)で、ナレーションを担当するのは中村獅童のデジタルツイン、獅童ツインです。これは、NTTの革新的なデジタルツイン技術「AnotherMe®」によるもので、まるで中村獅童本人が目の前にいるかのように感じられる、臨場感あふれるサービスです。アプリは初心者にも優しい歌舞伎の解説だけでなく、観客が楽しむためのペンライトの使い方や大向うのタイミングなど、役立つ情報も提供します。
アプリEG-Gの特長
【EG-G】の大きな魅力は、その利用しやすさにあります。貸出端末は不要で、来場者自身のスマートフォンを使ってガイドを受けられます。また、インターネット接続を必要とせず、電波が届いていない劇場内でも快適に利用できます。観客はパフォーマンス中に操作を気にすることなく、音声や字幕が自動で切り替わります。これまでの歌舞伎観覧の枠を超えた体験が待っています。
海外展開への期待
今回の取り組みは、EG-Gアプリの海外初サービス展開となります。日本国内での利用に加え、国際的な文化交流を促進する一環として、今後も海外での利用拡大を目指す動きが活発になることでしょう。アプリ名の「エッグ(卵)」には、さまざまなサービスや体験が成長し続けるという願いが込められており、今後の展開にも期待が集まります。
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