桑名の鋳物文化を体験！新工房Caster Homeがオープン

産業観光が始まる！新しい鋳造体験工房

三重県桑名市に新たにオープンした鋳造体験工房「Caster Home（キャスターホーム）」。2023年6月27日、ものづくり企業グループである大洋産業株式会社がこの施設を開設しました。桑名市の鋳物文化を体験し、楽しむことができるこの工房は、地域の工芸を後世に伝える重要な一歩となっています。

Caster Homeの魅力

「Caster Home」は、所在地の三重県桑名市安永1811番地にあります。この工房では、錫（スズ）を用いた鋳造体験を行っており、費用は税込3,000円から約2時間の体験が可能です。複雑な技術に思える鋳造ですが、Cスターターホームは初心者でも楽しめるように設計されています。オープン日や開催頻度については、WEBサイトやSNSで随時更新されていますので、参加を希望する方はチェックしてみてください。

竣工式典の盛況

オープンに合わせて行われた竣工式典には、桑名市市長の伊藤徳宇様をはじめ、地域の公認キャラクター「ゆめはまちゃん」が参加し、盛大なテープカットやくす玉割りが行われました。特別に制作されたアイテムに対する期待も高まり、地元の人々との交流の場としても期待されています。

地域文化の継承

桑名の鋳物文化は、初代桑名藩主の本多忠勝から続く400年の歴史があります。しかし、現在では鋳物の製造を行う職人が減少しており、その伝統を守ることが急務です。大洋産業は、長年この地域で鋳物を使用した水道資材を製造してきた企業であり、地元文化への思いを大切にしながら、新たな体験機会を提供することで地域に貢献したいと考えています。

おしゃれでスタイリッシュな体験空間

「Caster Home」は、3Kと呼ばれる鋳物業界に対するネガティブなイメージを払拭するため、空間デザインにも力を入れています。ヴィンテージ＆ラグジュアリーをテーマにした洗練された雰囲気の中で、本格的な鋳物製作が楽しめるのも魅力的です。体験の後には、チョークアートの前での記念撮影も可能で、参加者が思い出を持ち帰ることができます。

イベントへの高い関心

「Caster Home」オープン前には、数回のイベントが開催されましたが、あっという間に定員に達しました。参加者の満足度は100％と高評価を得ており、県外からの来場者も多かったとのこと。実際の体験者からは、「想像以上に難しく、楽しかった」「市内の産業を知る良い機会だった」といった声が上がっています。