traevоが新たに提供する「荷待ち・荷役時間集計オプション」
2023年7月22日、株式会社traevo(東京・港区)は、同社の車両動態管理プラットフォーム「traevo Platform」に新機能「荷待ち・荷役時間集計オプション」を追加した。このオプションでは、デジタコ(デジタルタコグラフ)に記録された荷待ちや荷役にかかる作業時間を自動的に集計・出力することが可能になり、運送業界における効率化が期待される。
新たな機能の背景と目的
「荷待ち・荷役時間集計オプション」は、今年の3月に導入された「滞留時間記録オプション」の延長線上に位置づけられている。このオプションは、デジタコから自動取得した目的地での着発記録を基に、各拠点での荷待ち時間や荷役時間を自動的に集計し、レポートとして出力する機能だ。
運送事業者は、データに基づいて長時間滞留が発生する拠点の原因を分析し、運用の見直しや運賃の適正化に取り組むことができる。この機能によって、荷主に対する改善提案を行うことも容易になり、物流業務全体の運用改善に資することが期待されている。
traevоの取り組み
traevoの目的は、物流業界が抱える課題や顧客ニーズに真摯に向き合うことだ。これまで蓄積してきたデータを活用し、さらなる付加価値の高い機能の開発を進めることで、物流業界全体の生産性向上と持続可能な社会の実現に貢献していく。
機能の詳細
「荷待ち・荷役時間集計オプション」は、月額15万円という価格で、集計対象車両は最大500台までと設定されている。データの取得には、デジタコとGPS情報を駆使し、車両の動態や荷役状況を自動的に記録する。
サプライチェーンの各社が保有するトラックに搭載されたデジタルタコグラフやドライブレコーダーから、「どこで」「何をしているか」という情報を一元的に集約・管理することができるため、新たな設備投資も不要だ。
業界における活用
新物流二法に基づく物流効率化法では、荷主や運送事業者に対し、荷待ちや荷役作業時間の把握・短縮が求められています。デジタコによる作業記録の取得とGPS情報による滞留時間の自動取得という二つの手段を通じて、業務の効率化が図られる。
株式会社traevoについて
株式会社traevoは2022年に設立され、東京都港区に直営する。動態管理プラットフォームサービスの開発・運営を行い、業界のリーダー企業と相互に連携し、日々進化を続けています。顧客のニーズに迅速に対応しながら、持続可能な物流業界の構築を目指している。
これからも、traevoはさまざまな機能を提供し続け、運送事業者や荷主の業務改善に寄与することを目指していきます。