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鹿児島県南九州市知覧に位置する知覧特攻平和会館は、毎年多くの人々に平和の大切さを訴え続けてきました。ここで開催される「平和へのメッセージfrom知覧・第29回スピーチコンテスト」は、いのちの尊さや平和の重要性をテーマに、全国からのメッセージを募集しています。

今年で29回目を迎える本コンテストは、2018年8月15日、終戦の日に行われます。参加者は「いのちがかがやけ」と題して、平和のメッセージを全国に発信する機会を得ます。特攻で命を落とした若者たちの歴史を背負い、参加者は自身の体験をもとにしたスピーチを行うことで、多くの人に平和の意義を再認識してもらうことが目的です。

知覧特攻平和会館は、897人の特攻隊員の遺品や遺書を展示しています。これらの資料は、訪れる人々にいのちの尊さと平和がいかに大切かを教えてくれる貴重な証です。平和会館が開設された昭和62年以降、知覧は「平和を語り継ぐ都市」として、多くの人に愛されてきました。特に、一通の女子高校生からの手紙がこのコンテストの発端となった背景は、多くの人の共感を呼びました。

スピーチコンテストには、特に中学生、高校生、一般の部門があり、自身のメッセージを自作の未発表作品として提出することが求められます。また、各部門の上位4名に選ばれた参加者は、8月15日の本選でのスピーチに進むことができます。優れたメッセージには賞金や図書カードが贈られ、参加者全員には500円分の図書カードがプレゼントされるという喜びもあります。

応募期間は2018年4月1日から5月22日まで。参加者は400字詰め原稿用紙にスピーチ原稿をまとめ、指定の方法で応募します。今回のテーマは「いのち」と「平和」。これを題材に、参加者たちがどのような思いを語るのか、多くの人々が注目しています。

知覧特攻平和会館は31周年を迎え、その歴史を刻み続けています。このスピーチコンテストを通じて、より多くの人々がいのちと平和について考えるきっかけとなることを願ってやみません。具体的な応募内容は公式ホームページに詳しく掲載されていますので、ぜひ確認してみてください。

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