東京子どもアンサンブルが目指す共生の声
一般社団法人エル・システマジャパンは、2023年7月17日からクラウドファンディングを始めました。このキャンペーンは、視覚に障害がある子どもたちが一緒に歌う「東京子どもアンサンブル」の活動継続と、2026年のクリスマスコンサートの開催資金を集めるためのものです。
このコーラスグループは、「インクルーシブ」な環境を重視し、障害の有無にかかわらず全ての子どもたちが参加できる取り組みを進めています。活動の一環として、2026年12月25日には国立オリンピック記念青少年総合センターでコンサートを実施予定で、シニア合唱団や著名なバリトン歌手も特別ゲストとして参加します。
東京子どもアンサンブルは、2017年に「東京ホワイトハンドコーラス」としてスタートし、以来多様性を受け入れつつ、美しいハーモニーを追求してきました。2022年からは、視覚障害の子どもたちが参加するための環境作りを重視し、子どもたちが共に歌う喜びを体感できる場所を提供しています。これまでにも万博ステージや韓国でのサマーキャンプに招待されるなど、活動内容とその影響は広がり続けています。
資金の必要性とクラウドファンディングの概要
特に今年度は、文化庁や東京都の助成金による支援が終了するため、年間約500万円もの資金不足に悩まされています。ここで必要なのが、今回のクラウドファンディングです。キャンペーンにおける次の目標は300万円(第二目標500万円)であり、この資金はコンサートの開催費用や活動に関連する各種の経費に充てられる予定です。具体的には、会場費、舞台制作費、講師謝金、点字歌詞制作費など多岐にわたります。
支援者には、点字用紙から製作されたポチ袋や特製スカーフ、さらにはコンサート招待券や個別のバースデーソング動画、活動見学コースなど多様なリターンが用意されています。これらのリターンは、参加者が魅力を感じられる内容となっており、企業向けの協賛コースも設けているため、幅広い層からの支援が期待されます。
著名人からの応援メッセージ
このプロジェクトへの賛同者として、ジャーナリストの池上彰さんや増田ユリヤさんからも応援メッセージが寄せられています。池上さんは「多様な個性を持った子どもたちの澄んだ音色は、私たちに希望を与えてくれます」と述べ、増田さんも「障害を感じさせない素晴らしい歌声に魅了されます」とコメントしています。
イベントの詳細と今後の展望
クラウドファンディングは2023年7月17日から9月14日まで、プラットフォーム「READYFOR」にて開催されます。そして、コンサートは2026年12月25日、東京・渋谷に場所を置き、特別なメンバーによる素敵なパフォーマンスが予定されています。
コンサートチケットは一般3,000円、子ども(18歳以下)1,500円で販売され、今後の成長を見守りながら、誰もが参加できる音楽の場を広めることが期待されています。
エル・システマジャパンの活動が地域の音楽文化にもたらす影響は、まさに多様性を生かした共生社会の実現に向けた大きな一歩です。私たちもこの活動に耳を傾け、応援していきましょう。