小学生とうんち
2024-11-19 11:25:50

小学生のうんち事情、親子で学べる重要性が明らかに

小学生と排便教育の現状を探る



2024年11月19日は「世界トイレの日」。この日に合わせて、王子ネピア株式会社と日本トイレ研究所が実施した親子対象のうんち(排便)に関するアンケート調査から見えてきたのは、子どもたちが抱える「うんち」への不安や親と子の教育状況の乏しさです。この調査は、特に小学生の子を持つ家庭において、排便に関する理解と対話が皆無である現実を明らかにしました。

調査の背景



排便は単に身体の機能だけでなく、心の健康にも影響を与える重要な行為です。それゆえ、小学生たちには「うんち」に関する正しい知識と意識を持ってもらうことが不可欠です。但し、対象となる小学生にとって、学校生活の中で「うんち」について気軽に話し合える環境は整っていないとされています。このため、調査の目的は親と子ども双方の意識を把握し、トイレット教育の在り方を考察することにありました。

調査結果の概要



調査結果によると、親子共に約7割が排便に関する教育を受けたことがないことが判明しました。また、実に約45%の子どもが授業中にうんちを我慢することがあると回答。このことは、子どもたちが清潔感やトイレ環境に対して神経を使っているためであり、学校という集団生活の場でいかに多くの子どもが心のストレスを抱えているかを示しています。

さらに、親が感じているのは子どもとの排便についての会話が少ないことで、約4割の親が自身の知識の不足を原因にあげています。子どもが排便を我慢した場合の身体症状については一定の認識があるものの、心理的影響についてはほとんど認識されていないのが現実です。このギャップは教育の必要性を示唆しています。

子どもたちが望む教育



調査によると、多くの親子が「学校の保健室の先生にうんちについて教えてほしい」との意見を寄せており、約半数がそのニーズを訴えています。周囲の目を気にする子どもたちにとって、「うんち」を恥ずかしくないことだと理解させるためには、教師による一貫した教育が不可欠です。これにより、子どもたちは自然にこのテーマについてオープンに話し合えるようになるかもしれません。

医療専門家からの見解



医師であり教育者でもある中野美和子氏は、今回の調査結果に対して警鐘を鳴らしています。排便を我慢することは、子どもの心身に深刻な影響を及ぼしうると彼女は指摘します。身体の声に耳を傾けることの重要性を説く中で、今後は親と子に向けた教育が必要とされると強調します。

うんち教室の実施



王子ネピアと日本トイレ研究所では、2024年度より小学校向けに「うんち教室」という出張授業を再開することを発表しました。特に石川県七尾市で行われる教育プログラムでは、子どもたちが「うんち」を学び、身体の健康への理解を深めてほしいと期待されています。テキストや教材の改善も行われ、家庭での活用も促進されています。

このように、「うんち」に関する教育の強化は、子どもたちの健康だけでなく、心の安定をも左右する重要なテーマであると同時に、社会全体での意識改革を求められています。親と子の関係を見直し、共に学びながら健康な生活を送るための道筋を示す必要があるでしょう。


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会社情報

会社名
王子ネピア株式会社
住所
東京都中央区銀座5-12-8王子ホールディングス1号館
電話番号

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