結婚観の変化
2025-06-24 11:33:20

結婚観の変化を示す2025年調査、マッチングアプリの影響が浮き彫りに

結婚観の変化を示す2025年調査



株式会社マイナビが運営する結婚準備情報サイト『マイナビウエディング』が、2025年の「パートナーがいる未婚者の結婚観調査」の結果を発表しました。この調査では、未婚で子どもがいない全国の20〜49歳の男女を対象に、結婚に対する考えや出会いのきっかけに関するデータが収集されました。

調査では、特に注目すべきは出会いの手段としての『マッチングアプリ』の隆盛です。調査結果によると、20代及び30代のカップルの多くが、このアプリを通じてパートナーと出会っていることが明らかになっています。具体的には、20代におけるマッチングアプリの利用率は約30%にのぼり、全体としても23.5%という数値が示されています。従来の出会いの手段である職場やアルバイト先は27.7%で依然として多いものの、前年よりは減少しています。これに対し、マッチングアプリは2年連続で利用者が増加しているため、今後の出会いにおける重要な媒介になっていくと考えられます。

結婚願望は減少傾向



さらに、調査結果では、結婚願望がある未婚者の割合が57.2%となり、減少傾向にあることも分かりました。年代別に見ると、20代が74.8%で最も高く、40代では37.1%と倍以上の差がついています。このデータは、年代ごとに結婚願望に対する意識が大きく異なることを示唆しています。その背後には、「幸せになりたい」「支え合える存在を求めている」などの結婚を望む理由もある一方で、結婚に対する拘束感を避けたいという思いも垣間見えます。特に30・40代では「結婚に縛られたくはないが安心感は欲しい」といった意見が多く寄せられています。

結婚準備への関心



将来に対する関心や意識も興味深いところです。調査によると、『新婚旅行』や『結婚指輪』、さらには『結婚準備』や『結婚式』への関心も前年より増加していることがわかります。特に、『結婚準備』は68.6%という割合で増加しており、結婚を具体的に考えている未婚者が多いことを示しています。また、貯金額も前年から増加しており、個人の貯金が平均502万円に達しています。このことは、経済的な余裕を持ちながら、結婚を視野に入れたライフプランを描いている未婚者が増えていることを示しています。

総評



今回の調査からは、マッチングアプリを通じた迅速な出会いが恋愛観や結婚観に影響を与えていることが浮かび上がります。「結婚しなくてもいいが、お互いを支え合ったりする存在が欲しい」といった新しい価値観が浸透しつつあります。今後、結婚が無条件の目標とされるのではなく、自身の成長や幸せに寄与する選択肢の一つになっていくでしょう。

結婚というライフイベントも、今までとは異なる意味を持つようになるかもしれません。指輪選びや結婚式の準備、お互いの価値観をすり合わせる時間など、パートナーシップを深めるための大切なプロセスとして位置付けられることが期待されます。これからの結婚観は、より個々のライフスタイルや価値観に合致した形で変化を遂げていくことでしょう。

———

なお、調査は2025年4月17日から18日までの期間に行われ、対象者は全国の20〜49歳の未婚且つ子どもがいない男女863名です。詳細な結果は、『マイナビウエディング』のウェブサイトで公開されています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。