サギヌマスイミングクラブの特別イベント
2024年10月20日、神奈川県川崎市にあるサギヌマスイミングクラブで、ライフセービング日本代表の繁田龍之介選手による特別イベントが開催されました。
このイベントは、繁田選手が世界選手権に出場したことを機に、競泳とライフセービングの両方が持つ意義を若い世代に伝えることを目的に行われました。テーマは「競泳とライフセービング、競技の先にある人生の目的」で、参加した53名の子どもたちやその保護者に向けて、彼の経験と教訓が語られました。
繁田選手の競技人生
繁田選手は幼少期から競泳に取り組み、全国中学、インターハイ、さらにはジュニアオリンピックなどで輝かしい確かな実績を重ねてきました。しかし、社会人生活において競技との両立に苦しむ中、彼は偶然ライフセービングと出会います。初めて挑戦したライフセービングの競技での敗北は、彼にとって大きな転機となりました。「泳ぐことで負けるわけがない」と自負していた繁田選手が、ライフセービングに負けたことで、競技者としての自分を見直す良い機会になったのです。
ライフセービングとの出会い
「ゴールの先に救う命がある」というライフセービングの理念に触れた繁田選手は、競技者としての努力や経験が、人の命を救う活動につながるという気付きを得ました。それ以降、彼はライフセービングの世界に本気で取り組み続け、夢を追いかける決意を新たにしました。
講演会の様子
イベントでは、繁田選手は「諦めない気持ち」や「夢の先にある目的」の重要性について参加者に熱く語りました。さらに、命を救うための救急法を体験するワークショップも行われました。子どもたちは、実際にロールプレイを通じて学んだ知識を基に、救命行動の重要性を体験。手を差し伸べる勇気が自身の夢の実現にもつながることを体感しました。
子どもたちの感想
参加した子どもたちからは「諦めなければ夢は叶うと分かったので自分も挑戦したい」といった声や「自分が誰かの命を救えるかもしれないと知って嬉しい」という喜びの声も聞かれました。また、「人を助けられるスイマーになりたい」と、希望に満ちた感想が多く寄せられました。
繁田選手からのメッセージ
繁田選手は、「自分の経験を通じて、子どもたちの夢をかなえるヒントになれば嬉しいです。今後も、人命救助のためにできることを考えて、一歩踏み出す勇気を持って行動してほしい」とコメントしました。
会社紹介
この特別イベントは、神奈川県川崎市にある株式会社エスアンドエフが運営するサギヌマスイミングクラブが主催しました。エスアンドエフは1972年に設立され、多くのスイミングクラブやフィットネス事業を展開しています。
今後もエスアンドエフは、地域のスポーツ振興と人材育成に貢献していくことを目指しています。