東京で開催された国際安全保障ビジネスフォーラムの全貌
2026年1月30日、東京都新宿区の京王プラザホテルにおいて「NSBT 戦略フォーラム 2026 in 東京」が開催されました。このフォーラムは、一般社団法人安全保障ビジネスイノベーション協会(SBIJ)によって主催され、約100名の関係者が参加しました。参加者には企業の代表や行政機関、自衛隊関係者が含まれており、満員の会場が参加者の高い関心を示しています。
激変する国際安全保障環境
最近の国際情勢は急激に変化しており、ウクライナ戦争がその象徴です。戦争を通じて、現代の紛争は安全保障・防衛産業のあり方に大きな影響を与えていることが明らかになりました。特に、技術の進化やサプライチェーンの再編成が進んでいる中で、中小企業やスタートアップの果たすべき役割に対する関心が高まっています。
こうした背景を踏まえ、本フォーラムでは、日本だけでなく、欧米やウクライナからも専門家が集まり、国際的な視点で安全保障ビジネスの現状と将来について討論されました。
フォーラムのプログラム概要
フォーラムは、国際情勢や戦略、産業、イノベーションをテーマにした三部構成で行われました。
第1部: 激変する安全保障環境とトレンド
このセッションでは、前統合幕僚長の吉田圭秀氏が基調講演を行い、安全保障環境の変化について詳しく説明しました。さらに、シンポディウム戦略的コミュニケーション研究所のネヴィル・ボルト氏や東京大学の青井千由紀教授を迎え、戦略的コミュニケーションと安全保障ビジネスに関するパネルディスカッションが行われました。
第2部: 中小企業の可能性と課題
続いて、Travelexの創業者ロイド・ドーフマン卿が欧州における中小企業の成長プロセスについて講演。その後、自衛隊関係者や行政の専門家が集まり、中小企業が安全保障ビジネスに参加し、成長するための見解を共有しました。
第3部: ウクライナ戦争の教訓
最後のセッションでは、ウクライナ防衛産業協会のCEO、セルゲイ・ゴンチャロフ氏やフランスのEDEN Clusterの設立者、ジャン=リュック・ロジェル氏が登壇しました。彼らはウクライナ戦争の実際的な教訓について語り、各国の安全保障クラスターの取り組みがどのように防衛産業に影響を与えているかを討議しました。
今後の動向
SBIJでは、今後も定期的にフォーラムの開催を予定しており、安全保障ビジネスに関わる国内外の人々を結ぶ持続可能なプラットフォームとして発展を目指しています。2026年には東京以外にも、北海道、東北、九州など各地での開催を見込んでおり、それぞれの地域特性に基づいた議論が進められます。
SBIJは、国際的な知見を共有し、中小企業やスタートアップの参入支援を通じて、日本の安全保障産業の成長に貢献することを目指しています。
主催・連絡先
一般社団法人安全保障ビジネスイノベーション協会(SBIJ)が主催しています。これに関する詳細は、フォーラム事務局にお問い合わせください。電話: 03-6384-7767, メール:
[email protected]
【関連サイト】
安全保障ビジネスのポータルサイト「
NSBT Japan」