MUDITA HILLと地域素材の魅力
滋賀県竜王町で生まれたレザーブランド「MUDITA HILL LEATHER」は、近江牛の肥育を手がける岡喜商店と、帆布鞄と革小物を製造するCogocoroの協業により成立しました。このブランドのバッグシリーズは、近江牛レザーと高島帆布という地域の貴重な素材を活かしたアイテムです。
特別賞受賞の背景
これらの製品は、おもてなしセレクション2025のANA賞を受賞するに至りました。このアワードは、日本の優れた「おもてなしの心」を形にした商品やサービスを世界に広めることを目的としており、その結果、MUDITA HILLのバッグも選ばれました。審査においては、現物確認や有識者の意見を基に、地域ならではの魅力が評価されました。
かけがえのない素材
MUDITA HILLの製品は、経年変化を楽しめる特別な性質を持つ革と帆布で作られています。近江牛レザーは、丈夫で軽量でありながら高級感があります。一方、高島帆布は、その堅牢さと軽やかさが特徴です。この2つの素材が組み合わさることで、見た目以上の軽さと耐久性を確保したバッグが実現しました。
地域文化とのつながり
また、Cogocoroの工房は、歴史的建築が残る近江八幡市に位置しています。この地域の文化や影響は、MUDITA HILLの製品デザインにも反映されています。レトロモダンなデザインは、訪れる人々に深い印象を与え、地域の魅力を再発見するきっかけとなるでしょう。
今後の取り組み
MUDITA HILLでは、さらなる製品の展開を計画しています。近江牛レザーと高島帆布を使用した商品の種類を増やすと同時に、ビジネスシーンにも活躍するアイテムや、カジュアルな普段使い向けの製品の開発にも力を注いでいく予定です。
また、オンラインストアも充実させ、お客様に素材の魅力や職人の思いをしっかりと伝えることができるコンテンツを増やしていきます。
地域貢献の意義
私たちは、近江八幡の文化や魅力を広めるイベントにも積極的に参加し、工房と店舗が地域の交流拠点となることを目指します。その中で、品質だけでなく、お客様とのつながりも大切にし、手作りの温かみを実感できるブランドとして成長し続けます。
代表者の言葉
八幡帆布鞄Cogocoroの代表である田中秀樹氏は、次のように述べています。「私たちは、この近江八幡で素晴らしい素材に恵まれながら日々ものづくりに励んでいます。支えてくださる全ての方々に感謝し、今後も皆様の日常に寄り添う製品を追求し続けます。」
MUDITA HILLは、地域の素材を大切にしながら、新たな価値を提供することで、他にはない魅力を持ったブランドとして成長を続けていくことでしょう。