「TSUMUGI」オープン
2025-04-23 12:32:33

福島県会津若松に伝統と環境配慮のコンセプトストア「TSUMUGI」オープン

福島県会津若松に新たな拠点「TSUMUGI」誕生



2023年4月23日、福島県会津若松市に新たなコンセプトストア「TSUMUGI」が誕生しました。このストアは、地元の伝統技術である「会津型」の染型紙を中心にした体験型の施設です。一般社団法人アップサイクルの取り組みの一環で、環境への配慮と地域の文化の継承を両立させる施設として注目されています。

アップサイクルの意義



アップサイクルは、資源のリサイクルを超えた新たな価値創造を目指しています。今回のプロジェクト「TSUMUGI」では、主にスーパーマーケットなどから収集した紙資源と未利用の間伐材を活用し、紙糸を作成しています。これにより、地球環境に優しい製品を生み出すと同時に、地域の伝統技術を次世代に継承することを目的としています。

「会津型」の魅力



「会津型」は江戸時代から続く染型紙で、福島県喜多方市で製造されています。この手法は型紙を使用して布地に模様をつける技術で、かつては東北一円に広がっていました。現在では、その美しさや技術の高さから、福島県と喜多方市の有形民俗文化財にも認定されています。

ストア内では、実際に「会津型」の型彫りや色さしの体験ができ、訪れる人々は手を動かしながら伝統技術に触れることができます。体験メニューの一例としては、型彫り体験が1,000円、色さし体験が2,000円から提供されており、自分だけの作品を作ることができるのです。

サステナブルな商品展開



「TSUMUGI」では、さまざまな商品を販売しています。会津型の製品だけでなく、全国の伝統工芸とのコラボレーション商品も取り揃えています。たとえば、アップサイクル会津型のハンカチタオルが1,490円、トートバッグが3,990円と、手頃な価格で提供されています。

さらに、店舗内には最新のデジタルプリント技術を用いた商品作成コーナーもあり、個別オーダーにも対応しています。この取り組みは、サステナブルな素材と先進技術の融合を目指しており、今後の展開が楽しみです。

地域と技術の共創の場



このストアは、22の企業や団体が参加し、内装材や什器の制作に協力しています。「TSUMUGI」は、環境問題への意識を高めるだけでなく、地域の文化の保存と継承を支える役割を果たしています。また、予約制の体験企画も用意されており、さまざまな人々が集い、交流しながら学び合う場所にもなっています。

おわりに



「TSUMUGI」は、持続可能な社会の実現を目指し、伝統技術を未来に紡いでいく場として、地域の人々に親しまれることでしょう。興味を持った方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
一般社団法人アップサイクル
住所
大阪府大阪市中央区本町3-3-9
電話番号

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