新たな育児支援の形 『育児社員ライフキャリア支援サービス』の登場
近年、企業の育児従業員への支援の重要性が高まっています。特に育児休業制度の活用が進まない中、株式会社メディックスと株式会社インテックが共同で提供する『育児社員ライフキャリア支援サービス』が新たにリリースされました。このサービスは、育児中の従業員が仕事と家庭を両立できるようサポートし、より充実した職場環境を実現するためのものです。
企業が抱える育児支援の課題
日本国内では、育児中の女性の約7%が育児休業後に退職または転職を余儀なくされ、男性育休の取得率も依然低迷しています。こうした背景を受け、メディックスがこのサービスを開発しました。企業が育児中の従業員を支援するために必要な知識と情報を提供し、自信を持って育児と仕事を両立させることを目指しています。
サービスの内容と目的
この新しいサービスは、主に3つの機能を通じて育児中の従業員を支援します。
1.
ライフキャリアライブラリ(キャリアメンタリング機能) では、育児と仕事の両立に向けた理想的な自分を明確にするための自己分析を行います。国家資格キャリアコンサルタントが監修した具体的な質問集を使い、自分自身を見つめなおす機会を提供します。
2.
ライフキャリアコミュニティ(コミュニケーション機能) では、同じ境遇の仲間や専門家とつながることで、日常生活での悩みや疑問を解消していきます。専門家によるセミナーや交流会を通じて、サポートを得ることができます。
3.
企業向け分析レポート の提供も行われます。これにより、企業の人事担当者は従業員の利用状況を把握し、必要な制度設計や運営体制の整備が進められます。
モニター企業と実証期間
今後、2024年中ごろまでに10社のモニター企業とともに、このサービスの事業性検証を行います。その期間は2024年7月から12月まで。利用前後のアンケートやインタビューを通じて、効果を検証し、さらなるサービスの向上を目指します。新たな無償モニター企業の募集も行っており、企業同士の連携が期待されています。
地域での情報革命
このサービスは、企業の育児社員支援に必要な情報を貴社に提供することによって、育児中の従業員が職場でより生き生きと活躍できる社会を目指しています。また、育児とライフキャリアを両立するための学びの場として、以前からの育児ママ向けオンラインコミュニティ『Link MamⓇ』のリソースも活用されています。
今後の展開
メディックスは、育児に関連するサービスの充実を図っており、今後も新しい機能を追加していく予定です。育児中の従業員の支援を強化することにより、企業がより活気に満ちた職場環境となることが期待されています。本サービスを通じて、育児に関わる全ての人が自信を持って挑戦できる未来を創ることを目指しています。