フランスの醸造家が手掛ける新たなラグジュアリー日本酒ブランドHEAVENSAKE誕生
フランスの著名なシャンパン醸造家、レジス・カミュと伝統ある日本の酒蔵がコラボレーションして誕生したラグジュアリー日本酒ブランド「HEAVENSAKE」が、いよいよ日本に上陸する。このブランドは、古くからの日本酒造りの技術に、カミュのアッサンブラージュ技法を加えることで、これまでにない新しい体験を提供する。
HEAVENSAKEの独自性
HEAVENSAKEは、単なる日本酒ではなく、アッサンブラージュとは異なる風味の層を重ね合わせて作り出した作品である。この手法は、音楽の作曲に似ており、各々の材料の特徴を生かしながら調和の取れた味わいを創出する。具体的に言えば、HEAVENSAKEは醸造アルコールを一切含まない純米酒にこだわり、さらにはグルテンや保存料も一切使用していないのだ。
日本での初リリースとなる「LABEL NOIR(レーベルノワール)純米大吟醸」と「LABEL ORANGE(レーベルオレンジ)純米大吟醸」は、株式会社新澤醸造店と株式会社佐浦がそれぞれ製造を担当している。これらの日本酒は、厳選された米と水を使用し、高い品質を誇る。
レジス・カミュの手法と理念
レジス・カミュは2016年、アッサンブラージュを日本酒に取り入れた先駆者として知られており、彼のアプローチは日本の酒蔵からも高く評価されている。「酒造りの神」とも称される農口尚彦杜氏は、カミュの技術によって引き出される風味の独自性に驚きと称賛を示した。
カミュは、「HEAVENSAKEは私が40年間磨き上げた技術と、日本の酒蔵が培った伝統との融合である」と述べ、これを日本市場に提供できることを誇りに思っている。彼はHEAVENSAKEを通じて、フランスのライフスタイルと日本の文化が交わる新しい価値観を提案する。
今後の展望とイベントの開催
HEAVENSAKEの日本初上陸を祝し、様々なイベントが計画されている。例えば、IMADEYAとのコラボレーションによるトークセッションでは、カミュが直接自身のアッサンブラージュの技法について語る予定だ。このイベントは、HEAVENSAKEの魅力を体験できる絶好の機会となるだろう。
また、HEAVENSAKEを使用したスペシャルペアリングディナーが、東京都内の数店舗で開催される。これにより、食の世界でも新たな日本酒の魅力を体感することができる。
日本酒の常識を覆す新しい体験を提供するHEAVENSAKE。もちろん、日本の酒愛好家たちだけでなく、これから日本酒を楽しむ方にも新しい発見となるに違いない。この機会に、ぜひその独自の味わいを体験してほしい。日本の酒文化に一石を投じるHEAVENSAKEは、今後ますます注目を集めそうだ。
製品情報
- - LABEL NOIR 純米大吟醸 価格: 14,600円
- - LABEL ORANGE 純米大吟醸 価格: 10,652円
両商品はともに、2023年10月31日よりIMADEYA店舗及びオンラインストアで販売される予定である。