経済産業省主催のAIエッジコンテストが自動車走行映像の認識精度を競う

経済産業省が主催するAIエッジコンテストにSIGNATEが協力

株式会社SIGNATEは、経済産業省が主催する「AIエッジコンテスト」において、運営を担当します。このコンテストは、国家のレベルでの革新的なAIエッジコンピューティング技術の発展を目指し、自動車の走行映像の認識に関連する技術やアイデアの発掘を目的としています。

コンテスト開催の背景

これまで、ITの進化をもたらしてきたムーアの法則がさまざまな要因で停滞していると指摘されています。これにより、IoT（Internet of Things）社会が進展する中で、瞬時の応答を求められるIoT機器の需要が増加しています。この状況を受けて、経済産業省はAIを活用した革新的なエッジコンピューティングの実現を進めるため、実際のデータを活用したコンテストを開催することにしました。

コンテストの概要

開催日時・情報

- 開催期間: 2018年11月19日（月）～2019年1月27日（日）
- 表彰式: 2019年3月初旬（予定）
- 対象: 個人や団体など、参加資格は特にありません。

コンテストカテゴリ

今回の第1回AIエッジコンテストでは、「自動走行・モビリティサービス」に焦点を当て、その中でも特に画像認識の技術が求められます。参加者は、画像中の物体検出精度やセグメンテーション処理などについて競い合います。今後、このコンテストはソフトウェアだけでなく、ハードウェアやその実装に関する競技も含め、継続的に行われる計画です。

参加者への特典

上位入賞者には、2019年3月に開催される「自動運転AIチャレンジ」の参加資格が授与されます。このチャレンジでは、入賞者が自らのアルゴリズムを自動運転プログラムに実装し、実際にカート車両に搭載しての走行試験を行うことができます。

データセットの公開について

本コンテストでは、都内一般道での走行画像を基に、タグ付けされたデータセットやセグメンテーション処理されたデータセットを構築しました。これらのデータセットはコンテスト終了後、国内の画像認識技術の研究に寄与することを目的として、公開される予定です。これにより、今まで十分に供給されていなかった地域特有のデータが利用可能になります。