不動産売却ポータル「イエイ」が大幅リニューアル！進化するサービスとは？

不動産取引において、一般的には「買いたい」や「借りたい」といったユーザーのニーズに応えるWEBサイトが多く存在します。しかし、「売りたい」や「貸したい」といったユーザーを支援するサイトは、これまであまり見られませんでした。そんなニッチな市場に目をつけ、株式会社Qが運営するのが不動産売却ポータルサイト「イエイ」です。

「イエイ」は、不動産を「売却したい」または「賃貸したい」と考えるユーザーのためのプラットフォームです。こちらのサイトを通じて、ユーザーは簡単に情報を登録し、それに合った不動産会社を見つけることができます。一度の手続きで複数の不動産会社へ依頼をすることが可能で、非常に効率的です。

実際、不動産を手放す際には、自分に最適な営業マンを見極めることが肝心です。そこで「イエイ」を利用することで、ユーザーは様々な不動産会社を比較し、より納得のいく選択ができるのです。

一方、不動産会社にとっても「イエイ」への登録には大きなメリットがあります。特に、自社の商圏に見合った市町村単位での広告配信が可能となり、広告コストを削減できる点が挙げられます。また、近年ではチラシ広告の配布が難しくなっている中で、隠れた顧客を獲得するチャンスが広がっています。

「イエイ」は最近、不動産の売却査定依頼が増加傾向にあることを受けて、デザインとシステムの全面改良を行いました。特に目を引くのは、登録不動産会社の支店情報を充実させた点で、他の一括査定サイトにはない各支店の電話番号の掲載を開始したことです。これにより、ユーザーの利便性が高まることが期待されています。

システム面では、査定依頼情報が登録不動産会社の本部経由で各支店に配信される従来の仕組みを見直し、直接各支店へのダイレクト配信が可能となりました。この改善により、会社は人件費を抑えつつより迅速な顧客対応を実現でき、顧客満足度向上に寄与することが見込まれています。

「イエイ」の代表取締役である西原佑九氏は、元ライブドア出身で2006年に同サイトを立ち上げました。彼は、「一括系サイトはユーザーの満足度が非常に高い」と述べ、車や保険などのサービスに比べ、不動産分野における一括査定サイトが存在しなかった当時との比較を行いながら、今後も不動産流通に貢献していくことを目指していると語っています。正確には、1998年の段階金利制度による金利上昇が不動産売却査定の依頼増加に繋がると予測しています。

現在、「イエイ」に登録している不動産会社は約60社で、業界内で最大規模を誇ります。サイト名の「イエイ」は、「家」を意味する言葉に由来しており、不動産売却を考える多くのユーザーにとって、信頼のおける選択肢となっています。