国民民主党代表会見:旧優生保護法問題、議員の香典問題、トランプ前大統領銃撃事件への見解
国民民主党代表会見:旧優生保護法問題、議員の香典問題、トランプ前大統領銃撃事件への見解
2024年7月18日に行われた国民民主党代表定例会見で、玉木雄一郎代表は3つの重要なトピックについて見解を表明した。
旧優生保護法問題
まず、玉木代表は、岸田総理が旧優生保護法をめぐる最高裁判決を受けて原告団に謝罪したことを評価した。しかし同時に、この法律が議員立法であったことから、立法府としての謝罪の意を示す必要性を訴えた。具体的には、両院での謝罪決議や、裁判を受けていない方を含めた幅広い救済・補償のための新たな法律の必要性を指摘し、超党派の議連の幹部として、早期に新たな救済と補償の法体系を整備していく決意を表明した。
議員の香典問題
次に、堀井学・自民党衆議院議員の事務所への家宅捜索について言及した。これは公選法違反の疑いによるもので、玉木代表は、裏金問題との関連性を指摘し、捜査当局による厳格な追及を求めた。また、同様の行為が他にも存在する可能性を懸念し、与野党を超えて襟を正す必要があると訴えた。
トランプ前大統領銃撃事件
最後に、トランプ前大統領の暗殺未遂事件について、民主主義に対する挑戦と強く非難した。玉木代表は、安倍元総理銃撃事件との比較から、日本の要人警護のあり方について懸念を示し、カウンタースナイパー設置を含めた警備体制の強化を検討する必要性を訴えた。
今回の会見では、社会的に重要な問題に対する国民民主党のスタンスが明確に示された。今後の動向が注目される。