夏のボーナスの使い道調査結果
2025年の夏が近づく中、株式会社ロイヤリティ マーケティング(LM)が実施した「第62回 Ponta消費意識調査」の結果が発表されました。この調査は、消費者の意識やポイントの利用状況を把握することを目的としており、2025年の5月24日から26日の間に行われました。今回は特に「夏のボーナス」の使い道に焦点を当て、その詳細をお伝えします。
夏のボーナスの使い道
調査結果によると、夏のボーナスの使い道で最も多かったのは「貯金・預金」で、過去12年連続で1位を獲得しました。しかし、貯金を希望する人の割合は32.4%と、前回調査よりも1.0ポイント減少し、過去最低の数字を記録しています。このことは、消費者が将来の保障よりも目の前のニーズやライフスタイルを重視し始めているのかもしれません。
ボーナス支給額と貯蓄意欲
夏のボーナスの支給額に関しては、調査対象者の約半数が「増える・増える見込み」と回答しています。特に「40万~80万円未満」の金額帯が増加していることがわかります。また、ボーナスの半分以上を貯金・預金したいと考えている人の割合は54.8%で、その約7割が「老後の生活のため」に備えたいと希望しています。
ボーナスを貯金しない理由
一方で、ボーナスを貯金しない理由については、「生活費や日常の支出に充てるため」が約30%を占めています。このことは、物価の上昇や生活費の増加が影響している可能性が高いです。
消費者の節約志向
調査からは消費者の節約志向にも変化が見られます。「節約したい」と考える人の割合は60.5%あり、前回調査よりも6.3ポイント減少しています。また、「節約したい」と思う理由として「特にない・なんとなく」との結果が見受けられ、消費者の意識にはさまざまな要因が絡んでいることが伺えます。
ポイントサービスの利用意向
調査結果では、ポイントサービスの利用意向についても興味深いデータが得られました。「節約したくない」という意向を持つ層からは、「分からない・決まっていない」という答えが42.5%を占めており、意識の低さが浮き彫りに。一方で「節約したい」派では「いま使いたい」という意見が高く、ポイント活用への意識が特に強いことが示されています。
まとめ
この調査は、消費者のボーナスの使い道や貯蓄意識、節約志向に変化が見られることを示しています。特に、貯蓄の意欲が低下していることや、生活費や日常支出を優先する傾向が顕著です。これからの消費動向において、消費者がどのように意思決定を行っていくのか注視していく必要があります。詳細な調査結果については、PDFにて確認が可能です。
注意:調査結果の引用や転載を行う際には、必ず「Pontaリサーチ調べ」とのクレジットを明記してください。