京都美山の獣害問題に食で立ち向かう
京都の南丹市美山町では、現代の農業が直面している獣害問題が深刻です。地域の農作物が野生の鹿やイノシシに荒らされ、多くの農家はその対策に苦慮しています。この問題は、地域の経済にも影響を与え、捕獲処分にかかる費用には税金が充てられるため、住民たちの頭痛の種となっています。そのため、地域の多くの人々が、この獣害問題に対して何か解決策を求めています。
このような背景を受け、京都を拠点に活動する「栞屋グループ」の一店舗である「Wine蔵しおり」が、新たな取り組みを始めました。「Wine蔵しおり」は、20種類のワインを心ゆくまで楽しみながら、和食とイタリア料理を融合した美味しい料理を味わえる場所として知られています。そこで、地域の特産物である「新鮮な鹿肉」に注目したのです。
新たな美食体験、鹿肉料理
新鮮な鹿肉は、牛肉に比べて高いタンパク質を持ち、低脂質かつヘルシーな食材として支持されています。さらに、ジビエ特有の深い旨味も持つため、今注目の食材となっています。
Wine蔵しおりでは、この鹿肉を使用した新たなメニューを開発しました。「美山産鹿肉ステーキ(1590円)」や「美山産鹿肉と長芋の天ぷら(990円)」など、さまざまな調理法を駆使して、ワインと相性の良い鹿肉料理を提供しています。これにより、獣害とされていた野生動物を美味しい食事として楽しむことができるのです。
獣害問題を食卓で考える
Wine蔵しおりの取り組みは、ただ新しいメニューを提供するだけではありません。地域の獣害問題を解決するための一助となることを目指しています。美山町を訪れるお客様に、鹿肉を美味しく味わっていただくことで、地域の農作物の保護にもつながるのです。また、地域の方々にとっても新たな収入源として期待されており、獣害解決の新たなアプローチとして評判を呼んでいます。
美味しいだけじゃない、地域貢献
Wine蔵しおりの鹿肉料理は、これまで以上に地域とのつながりを深める役割も果たしています。毎日新たに鮮度の高い鹿肉を入荷し、料理を多様化することで地域の特色を発信しています。今後も、料理を通して美山町の魅力を広めていくことで、訪れる人々にハッピーな食事体験を提供し続けていきます。
「Wine蔵しおり」は、皆さんをお待ちしております。この新しいメニューをぜひお試しください。
お店情報
〒600-8218京都府京都市下京区七条通新町東入ル西境町158
TEL: 075-365-1377
営業時間: 16:00~23:00
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