ロックの世界における伝説的な評論家、レスター・バングスが初めて邦訳される。株式会社トンカチが、2025年7月4日(金)に「サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング」を発売予定。この書籍は、1970年代のロックに対する彼の情熱と独自の視点が息づく内容となっており、長年のファンから新たな読者まで広く受け入れられることが期待されている。
レスター・バングスは、その洗練された言葉遣いと率直な批評で知られ、音楽ジャーナリズムにおいて特異な地位を築いた。彼は大学時代に「ローリングストーン」誌のアルバムレビューコンペティションに応募したことをきっかけにキャリアをスタート。独自の感性で表現された彼の文章は多くのロックファンを魅了し、1973年には同誌から解雇されるまで執筆を続けた。その後も、数々の名誌に寄稿し続け、音楽業界の内外から高い評価を受けたが、1982年には薬物の過剰摂取によりわずか33歳でその生涯を終えた。
今回のアンソロジーは、彼の作品の中から選りすぐりのエッセイや評論をまとめたもので、編者はロック評論界の著名な人物であるグリール・マーカス。マーカスは、バングスの作品が持つ文化的・文学的な価値を再評価し、彼の言葉によって鮮やかに表現されるロックの世界を再現した。
この書籍の購入は、トンカチストア、アマゾン、楽天ブックスなどで予約を受け付けており、特典としてミックスCD「The New Velvet Underground」が付属する限定セットも用意されている。また、発売を記念して代官山のワインバー「BAR_ナンノオト」で書籍の出版記念イベントが開催される。特別価格のドリンクが提供され、参加者には嬉しい無料ドリンクチケットも配布されるという。
レスター・バングスの言葉には、時代を超えて多くの人々に影響を及ぼす力がある。今回の邦訳を通じて、あの熱狂の1970年代ロックシーンに再び触れることができる。彼の言葉が持っている情熱と深さを感じ取ってほしい。音楽評論の新たな一面を発見するこの機会をお見逃しなく。
書籍情報:
- - 書名: 『サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング』
- - 著者: レスター・バングス
- - 編者: グリール・マーカス
- - 定価: 5,500円(税込)
- - 発売日: 2025年7月4日
- - ISBN: 978-4-910592-41-1
ぜひ、この貴重な一冊を手に取って、レスター・バングスの魅力を再発見してほしい。