橋本真典氏が「建設事業関係功労者等 国土交通大臣表彰」を受賞
株式会社橋本組(本社:静岡県焼津市)の代表取締役である橋本真典氏は、最近「建設事業関係功労者等 国土交通大臣表彰(不動産部門)」を受賞した。この受賞は、長年にわたる誠実な業務と業界の発展への寄与が評価された結果である。橋本氏は、自らの会社を通じて地域と未来を支える基盤の構築に取り組んできた。
橋本氏の経歴と取り組み
橋本氏は東京理科大学大学院で土木工学を学び、その後三井情報開発にてニューヨークやロンドンでの経験を持つ。平成4年からは株式会社橋本組に入社し、一からキャリアを積んでいった。彼の経営理念は「良いものを造る」ことであり、現場重視の姿勢で企業運営を行ってきた。
同社は、土木・建築工事の設計・施工、一般住宅の設計・施工、リフォーム、メンテナンス、不動産の仲介・販売、デベロッパー事業、生コンクリートの製造・販売など、多岐にわたる事業を展開している。橋本氏は、施工品質や環境への配慮、災害復興支援、さらにデジタルトランスフォーメーション(DX)や働き方改革など業界が抱える課題に対しても、実践的な解決策を模索してきた。
企業の多様性と働き方改革
同社では、地域に根ざした企業文化を大切にしており、特に女性技術者の比率が25%を超えるという高い水準を維持している。30歳未満の女性が約4割を占めており、静岡県知事からも「女性の活躍推進事業所」として表彰されるほど。また、ICT施工やAI技術の導入により、生産性向上にも力を入れ、労働時間の短縮や業務の分離体制を整え、厚生労働省から「ベストプラクティス企業」にも選出されている。
地域への貢献
橋本氏は、地域組織の役員としても活躍し、持続可能な地域構築に取り組んでいる。具体的には、防災、環境、地域利用という三つの機能を持つZEB(Net Zero Energy Building)認定の本社ビルを建設し、地域の発展に寄与している。公共施設から住宅、都市計画に至るまで、様々な領域で信頼を獲得してきた。彼のビジョンは、地域のニーズを的確に捉え、多様性を尊重しながら未来を見据えた基盤を構築することである。
受賞に寄せて
橋本真典氏は受賞に際し、「このたびの表彰は、橋本組が100年以上築いてきた信頼と、社員一人ひとりの誠実な業務の積み重ねが評価された結果だと思います。『良いものをお客様に提供する』という信念で、今後も社会に必要なことを考え続けていきます」と述べた。
株式会社橋本組は、今後もその豊富な経験と革新的なアプローチを活かし、地域社会のニーズに応え続ける企業でありえることを期待させる。
会社情報
- - 所在地: 静岡県焼津市本町2丁目2番1号
- - 創業: 大正11年12月
- - 代表電話: 054-627-3276
- - 企業サイト: 橋本組公式サイト