日本初のウィーン本流の舞踏会「ウィーン気質舞踏会2024」が東京で盛況に開催
2024年7月21日、東京のホテルグランドヒル市ヶ谷にて、ウィーンの舞踏会に基づく「ウィーン気質舞踏会2024」が開催されました。この舞踏会は、ウィーン本流の伝統を日本に持ち込み、両国の相互理解と友好を深めることを目的としています。
舞踏会の様子
当日は梅雨明けの真夏の気候の中、全国から80名以上が参加し、正装を整えて会場に登場しました。参加者たちはウィーン流の格式あるプログラムに従って、記念式典や演奏、デビュタントのダンス、抽選会など多彩なプログラムを楽しみました。
記念演奏とデビュタントのダンス
舞踏会では、名誉総裁の中川秀直氏やオーストリア大使館のクリスティーナ・シェッサ氏ほか、多くの来賓が参加しました。日本オペレッタ協会の歌手によるオペレッタの名曲が演奏され、特にヨハン・シュトラウスIIの「Wiener Blut」に合わせたデュエットが印象的でした。
デビュタントのダンスには、高校生たちが臨み、緊張しながらも一生懸命に練習してきた様子が伺えました。参加者たちからは大きな拍手が送られ、成功の拍手として響き渡りました。
カドリールに大盛り上がり
特に盛り上がったのは、ウィーン名物のカドリールです。参加者全員が4列に並び、羽部代表理事の指導のもとダンスを楽しみました。選曲もユーモラスなものが多く、テンポが速くなるにつれて会場は笑いの渦に。初めて参加する人も多かったため、最後には大混乱が起きる場面も見受けられ、舞踏会の楽しさを改めて感じさせてくれました。
参加者の声
東京都在住の澤田照美さんは、社交ダンスが趣味でありながら、ウィーン舞踏会への参加を決意したそうです。
「式典やオペレッタの演奏も、カドリール付きで本当に楽しかったです。参加者みんなが和やかに交流できて、舞踏会の雰囲気にすっかり魅了されました。また参加したいです」とコメント。
組織者のコメント
「ウィンナ・ワルツを楽しむ舞踏会を日本でも開催したい」と語るのは、共同代表理事の古川隆氏。2025年にはヨハン・シュトラウスIIの生誕200周年にあたる年で、その前にプレ開催を企画したそうです。「舞踏会はダンスだけでなく、交流の場でもあり、その文化を広めていきたい」と熱意を語ってくれました。
今後について
2024年の本イベントはプレ開催でしたが、多くの参加者への感謝と共に、来年の本開催に向けた期待が高まりました。今後も日本でウィーンの文化を享受し、持続可能な舞踏会の伝承が進むことを望むばかりです。公式サイトでも詳細情報が紹介されており、次回参加を検討する方には必見の内容です。
公式サイト:
Wiener Blut Ball
皆様のご参加をお待ちしております!