若年性認知症保険
2018-12-04 12:06:20
若年性認知症患者を守る新しい保険制度の誕生
近年、若年性認知症の問題がメディアに取り上げられることが増えています。その中で、一般社団法人全国地域生活支援機構「JLSA」は、特に若年性認知症の方々や精神疾患を持つ方々のための新たな保険制度「わたしのお守り総合補償制度」を創設しました。本制度は、こうした方々やそのご家族を金銭的に支援し、生活の安心を提供することを目的としています。
若年性認知症とは?
若年性認知症は、65歳未満で認知症が発症するケースを指します。厚生労働省のデータによると、現在、国内には約3万7千人の若年性認知症患者が存在するとされています。特に、30代や40代など、社会で活躍する年齢の層において増加が懸念されています。日常生活や仕事に支障をきたすような症状が見られても、若さゆえに認知症を疑うことが少ないため、早期発見が難しいのが実情です。
保険の特徴
「わたしのお守り総合補償制度」では、従来の保険ではカバーされていない、若年性認知症の方々に特有なリスクに焦点を当てています。例えば、認知症の方が事件に巻き込まれた場合、または詐欺や事故による被害に遭った際、金銭的な賠償リスクを補済し、さらに弁護士への相談費用もカバーされる点が特徴です。これにより、ご家族や支援者は少しでも安心して日常生活を送ることができるようになります。
加入方法と詳細
具体的には、加入にあたって年間の掛金が13,510円から23,600円で設定されています。興味がある方は、JLSAの公式サイトまたはお電話で詳細を問い合わせることができます。この制度は特に、「判断力に問題が生じている」方を支えることに特化しています。
安心の社会作り
JLSAは、地域における市民後見人の養成や制度の運営支援にも取り組んでいます。少しでも多くの方が安心して暮らせる社会を目指しており、「わたしのお守り総合補償制度」はその一環として、多くの方に寄り添う取り組みです。若年性認知症や精神疾患に苦しむ方々が安心して生活できるよう、この保険が一助となることを願っています。
おわりに
新たな保険制度の設立は、これまで見落とされがちだったニーズに応え、より多くの人に対するサポートを実現する一歩です。今後もこの分野での取り組みが進むことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 全国地域生活支援機構
- 住所
- 東京都新宿区築地町4番地 神楽坂テクノスビル2階
- 電話番号
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03-4500-8481