チャイルドシート使用状況に関する調査結果
2025年5月から6月にかけて、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)と警察庁が合同で実施した調査によると、6歳未満の子どもを対象としたチャイルドシートの使用状況が明らかになりました。調査期間は全国的な天候不順により延長されましたが、その結果は多くの親や保護者にとって大変驚くべきものでした。
チャイルドシート使用率の過去最高記録
調査結果によれば、6歳未満の子ども全体のチャイルドシート使用率は82.4%に達しており、前回調査から4.2ポイント増加しました。この数値は過去最高だということです。しかし、この数字の背後には依然として課題が残されています。使用が義務付けられているにもかかわらず、約6分の1の子どもがチャイルドシートを未使用であることが明らかになりました。
取付け状況及び着座状況の問題
さらに、チャイルドシートの取付け状況については、74.8%が正しく取り付けられているものの、25.2%に関しては何らかの問題があったとされています。これに加え、着座状況に関する調査では、44.4%が正しく着座できていないという結果が出ました。このような不適切な使用は、重大な事故のリスクを高める要因となります。
子どもの安全を守るために
JAFは、身長150cm未満の子どもに対してチャイルドシートの使用を推奨していますが、6歳以上の子どもでも、その体格によってはシートベルトが十分な効果を発揮しないケースがあります。そのため、ジュニアシートを使用することが勧められています。重要なのは、シートベルトが首や腹部にかからないように調整することです。
啓発活動の重要性
チャイルドシートの適正な使用と着座が守られないと、子どもに対する怪我の危険が高まることは言うまでもありません。JAFは、今後も子どもの自動車内での安全を確保するために、チャイルドシートの使用に関する啓発活動を積極的に行う方針です。こうした活動を通じて、すべての子どもたちが安全に道路を利用できる環境づくりが進められることが期待されています。
さいごに
今回の調査結果は、チャイルドシートの重要性を再認識させるものであり、多くの親や保護者にとって安全のためにどのような行動を取るべきかを考えさせるきっかけとなるでしょう。今後も情報を発信し続けるJAFの取り組みに注目していきたいと思います。詳細な調査内容は、JAFの公式ページにて確認することができますので、ぜひご覧ください。