新たな時代の到来
大阪市に本社を持つユーザックシステム株式会社は、東京都のクロスマート株式会社が提供する受発注プラットフォーム「クロスオーダー」との新たな連携を発表しました。この連携は、業務効率化やデータ管理の自動化を目指しており、2023年12月1日から正式に提供されます。
「クロスオーダー」とは?
「クロスオーダー」は、飲食店と卸売業者を結ぶオンラインプラットフォームです。従来のFAXや電話といったアナログな手段から、スマートフォンのLINEアプリを活用した受発注が可能になり、業務を大幅に効率化します。さらに、オンライン販促機能や請求書のデジタル化など、業務プロセスのデジタル化を進める多彩な機能が用意されています。
業務負担を軽減する「Robo派遣」
業務の自動化を強力にサポートするのが「Robo派遣」です。このサービスにより、クロスオーダーから基幹システムへのデータ連携がスムーズに行えるようになり、手動での入力ミスや漏れを軽減します。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)技術を使用し、業務担当者の負担を大幅に軽減することが期待されています。
具体的には、受注データの自動連携、マスタデータの登録、そして注文書の自動印刷が可能になります。これにより、作業時間の短縮やエラーのリアルタイム検出が実現され、業務運営が効率化されます。
初期投資ゼロ
「Robo派遣」サービスは、初期費用が一切不要で、毎月1業務につき5,000円というリーズナブルな価格で提供されるため、飲食店や卸売業者にとっても導入しやすいサービスとなっています。また、データ入力の自動化に関する手順書ツール「Autoジョブ名人」のライセンス契約が必要ですが、費用は月々の利用料に含まれています。
ユーザックシステムとクロスマートの理念
ユーザックシステムは1971年に創立以来、業務課題の解決を目指して多彩なシステムを提供してきました。その中でもRPAやEDI、物流システムに強みを持っています。一方、クロスマートは2018年に設立され、「クロスオーダー」を通じて飲食業界のデジタル化を推進しています。
この両社のパートナーシップにより、飲食業界における業務のデジタル化が加速し、業界全体の効率化が見込まれています。
まとめ
「クロスオーダー」と「Robo派遣」の連携は、飲食業界に新たな風を吹き込むサービスとして注目されています。業務負担を軽減し、確実なデータ管理を実現するこのシステムが、どのように業界を変革していくのか、今後の展開が楽しみです。ぜひ来月のサービス開始に期待しましょう!