IHIによる企業変革と国際的人材採用施策
IHIは、持続的成長を遂げる企業への転身に向けて、積極的な人材採用策を展開しています。その一環として、8月4日に開催された意見交換会では、インドの著名な大学から教授陣を招き、技術開発本部長との対話が行われました。この取り組みは、経済産業省が推進する「India Japan Talent Bridgeプログラム」の一部として実現したものです。
意見交換会の内容
今日では、優れた技術を持つインドの学生たちが、どのようにIHIでの職務を通じて専門性を発揮できるかが重要な議題となります。この中で、IHIの製造業としての誇りや、技術や信頼を重視する姿勢についての意見交換が行われました。
i-museでの訪問
当社の企業ミュージアムであるi-museでは、IHIの歴史や技術的なアプローチについてのプレゼンテーションが行われ、訪れた教授たちからは好意的な感想が寄せられました。「製造業が技術や信頼を重視し、人材の交流が進むことで、実際に学生との相互理解を深める機会が生まれることを期待している」という意見がありました。このような意見は、今後のインターンシップや共同研究の実施に向けた良いアプローチソースになるでしょう。
インターンシップの実施
2024年度には、インド工科大学を対象とした初のインターンシッププログラムを企画し、300名を超える応募の中から選ばれた3名の学生を受け入れました。このインターンシップでは、IHIの技術開発拠点でのアクティビティとディスカッションが行われ、秋田大学などのパートナーシップ機関との協力のもと、「電動化プログラム」に参加する機会も提供されました。
学生たちの今後
参加した3名のインド人学生は、全員が今年度にIHIに入社予定であり、多様性のある革新的な職場環境を実現するための鍵となることでしょう。IHIは将来的な国際競争に勝ち抜くため、高度な専門知識を持つ外国人施策の採用を進める方針であり、国内の人材供給の厳しさを乗り越える努力が求められています。
持続可能な成長に向けて
繰り返しになりますが、IHIが持続可能な成長を達成し、技術優位性を保ち続けるには、革新を追求する多様な人材の必要性が高まります。今後も、IHIは人材の確保・育成・最適配置を推進し、働きやすい環境の構築や自律的なキャリア形成の加速、さらには組織としての多様性を尊重し、挑戦と越境を促進する風土作りに取り組んでいきます。
IHIの取り組みは、単なる人材採用に止まらず、国際的な視点から企業の成長を後押しするものであり、未来へ向けた大きな一歩となるでしょう。